通信制高校とは、どんな感じなの?というご質問を、いただくことがあります。
これまで、通信制高校は、不登校経験者の学び直しの場という印象が根強くありました。ただ、近年の通信制高校は、個性・自主性を伸ばす教育の場として注目を集めています。
全日制の進学者数が減少する一方、通信制の進学者数は増加するなどその人気が明らかになっています。
さらに、全日制と同じ高校卒業資格が取得できることも、進学者増加に大きく影響しています。
このページでは、通信制高校についてわかりやすい解説から「どんな人が通っているの?」「どんなことが学べるの?」「どうすれば卒業できる?」などの疑問まで幅広く解説していきます。
最後には、よくいただく質問への回答もまとめていますので、最後までご覧下さい!
通信制高校とは?簡単に解説
通信制高校とは、PCや郵送など通信による遠隔教育を行う高等学校の教育課程の1つです。
学校教育法第4条に規定された高等学校には「通信制課程・全日制課程・定時制課程」と3つの教育課程があります。通信制高校は、正式には「高等学校通信制課程」と呼ばれています。
通信制課程は「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。」という教育の機会均等の理念に基づいています。
すべての国民に高等学校教育を受ける機会を広く提供するものとして、昭和23年に制度化されました。 (日本国憲法第26条第1項)
通信制の卒業時に得られる卒業資格は、全日制・定時制とまったく同じものになります。
全日制や定時制と異なる点は「学習スタイル」と「登校回数」です。
通信制高校ってどんな感じ?
通信制高校では、自主学習をメインにしています。
そのため、毎日学校へ登校しクラスでの授業を受ける必要はありません。
学習スタイル
通信制高校では、自宅や学習センターでの自主学習がメインです。
自分のペースで学習を進め、レポートやテストを郵送やパソコンで提出することで単位を取得していく学習スタイルです。
- 教材や課題が、オンラインや郵送で提供されます。
- 先生からの学習支援はオンラインツール(オンラインチャット・メール・電話・郵送など)を用いて行われます。
- 生徒同士での交流は、オンラインコミュニティーやメッセージアプリなどで行われます。
全日制・定時制では、学校が決めた時間割に合わせて、直接授業を受ける学習スタイルです。
全日制では1日5時間~8時間程度、定時制では1日4時間の授業時間が設けられています。
登校回数・登校頻度
通信制高校では、毎日登校する必要はありません。
登校回数や登校頻度を自分で決めることができます。週に何回通うかや、学校行事への参加など自分で自由に選択します。
また、クラスでの授業を受ける必要はありません。そのため、自分のペースで学習を進めることができます。
- 学習時間は自由に設定できます。
- 学習の進め方・ペースも自分で決めます。
全日制高校では、平日昼間。定時制高校では、昼間もしくは夜間に学校へ登校し、授業を受けて単位を取得していきます。
通信制高校にはどんな人が通っているの?
通信制高校は、自分のライフスタイルに合わせて学習計画を立てられます。
そのため「自分の時間を十分に確保しながら高卒資格取得を目指す人」や「特別な支援を要する人」が多く通っています。
自分のライフスタイルを優先しながら高卒資格を目指す、事情も年齢もさまざまな人が通っています。
通信制高校に行くとどうなる?
通信制高校では、自分のライフスタイルに合わせて高卒資格取得を目指すことができます。
通信制には、以下のようなメリットがあります。
- 自分のペースで学ぶことができる
- 働きながら学ぶことができる
- 高校卒業資格を取得できる
- 講師からの個別指導が受けられる
- コミュニケーション能力が向上する
ただ、自主学習がメインであるため、自己管理能力やモチベーション管理能力が必要です。
学校選びで失敗しないように、メリット・デメリットをまとめています。ぜひご覧下さい!
通信制高校ではどんなことが学べるか?
通信制高校では、様々なコースや豊富なカリキュラムが用意されています。
必履修科目以外は、自分の好きなことを選択して学習することができます。中には、全日制では考えられないような、専門的なコースが開講されている学校もあります。
それぞれが興味ある分野を学び単位取得ができるので、学習意欲を高めることも目指せます。
青楓館高等学院では、「キャリア教育コース」「eスポーツコース」「芸能・アスリートコース」の3つのコースを用意しています。
好きなことが見つかっている生徒も、これから見つけたい生徒にもおすすめのカリキュラムが豊富に用意されています。
通信制高校の卒業要件は?
高校卒業の要件は、学校教育法によって定められています。
高校卒業には、通信制・全日制・定時制共に「3年以上の在籍期間を満たす」と「必修科目を含め74単位以上を取得」が必要です。※定時制は4年以上となる学校もあります。
通信制は、全日制や定時制と異なり毎日通わなくても良いため、卒業のために別の卒業要件が用意されています。
卒業には「在籍期間3年以上」「74単位の取得」「特別活動30単位の取得」という3つの要件があります。
通信制高校についてよくある質問
- 通信制高校の入学・編入時期について
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単位制・2学期制を採用している通信制高校が多くあります。
2学期制の場合、新入生・編入生を3月と9月に募集し、入学を4月と10月に行っている学校がほとんどです。
※”転入”については、随時募集している学校が多いです。
- 通信制高校は誰でも入れる?
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通信制高校の受験資格・入学条件は下記2点のどちらかに該当する人です。
- 中学もしくはこれに準ずる学校を卒業した者
- 中学卒業と同等以上の学力があると認められている者
すでに高校を卒業している人は、対象外となるので、受験資格はありません。
- 通信制高校はなぜ人気なのですか?
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通信制高校の人気が高まっている理由は4つあります。
- 登校日数が少ない
- 自分のペースで学習できる
- 全日制と同じ高校卒業資格が取得できる
- 学習サポートが受けれる
また、コロナ禍では、オンライン授業を行う通信制高校の進学希望者が増加しました。
青楓館高等学院は、大学進学に強い高校です!
ここまで、読み進めていただきありがとうございます。
通信制高校に通わせるか悩んでいるご家族から、個別にご相談いただくも多くありました。
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