通信制高校の卒業は難しいですか?というご質問を、いただくことがあります。
通信制高校を卒業する難易度は決して高くありません。
計画的に学習を進められるという人には「卒業しやすい」と感じるでしょう。
一方、学習を計画的に進められない人には「卒業は難しい」と感じることもあるかもしれません。
通信制高校は全日制と異なり、毎日登校する必要がありません。そのため、計画的な自主学習ができる環境が必要です。
学校側の学習面のサポートが充実しているかどうかで、卒業率にも大きく影響してきます。
そこで今回は、通信制高校の卒業要件から、卒業までの期間、卒業率まで解説していきます。
ぜひ、最後までご覧ください!
通信制高校の卒業が難しい理由
通信制高校の卒業が難しいと感じる理由は大きく3つあります。
- 自分自身で学習を進めなければならない
- スクーリングに参加できない
- 単位修得を先延ばしにしてしまう
通信制では、決められた授業がありません。そのため、自宅で自主学習を進めたり、スクーリングに参加するなど、自分で計画的に学習する必要があります。
ただ、自分のライフスタイルに合わない場合、スクーリングに参加できないことがあります。また、学習を計画的に進められず、レポートの提出期限に間に合わないということもあります。
通信制高校を卒業できない要因は、生徒ではなく学校側のサポート体制にあります。
実際、学校側のサポート体制の違いによって、単位修得者数と年度間退学者数に大きな乖離があります。
公立・私立の通信制高校の単位修得者数
文部科学省が発表した令和2年の調査「高等学校通信教育の現状について」によると、通信制高校の単位修得者数は、全体として増加傾向にあります。
公私別の単位修得率は、私立通信制の方が公立通信制よりも高い状況が続いています。
令和元年度間では、私立通信制が85.9%。公立通信制が49.2%となっています。
公立・私立の通信制高校の年度間退学者数
通信制課程の年度間退学者数は、全体として横ばいにあります。
ただ、公私別の退学率は、公立通信制の方が私立通信制よりもやや高い状況が続いています。
令和元年度間では、私立通信制が4.7%。公立通信制が8.2%となっています。
比較すると、私立通信制高校の方が、単位修得率は高く、退学率は低いことがわかります。
では、卒業率についても見ていきましょう。
公立・私立通信制高校の年度間在籍卒業率
通信制高校の卒業率について、文部科学省から発表されているデータは令和5年時点で見つかりませんでした。
そこで、文部科学省から発表されている「通信制課程における生徒の入退出状況」から在籍卒業率を算出しました。
通信制高校の卒業率は、公立通信制が14.5%。私立通信制が33.9%と明らかに高いことがわかります。
年度間在籍卒業率=H30年度間卒業者数 / 生徒数(H30.5.1時点)+H30年度途中入学者数 – H30年度間退学者数
通信制高校の卒業要件
通信制高校を卒業するための3つの要件が、学校教育法で定められています。
- 在籍期間3年以上
- 74単位の修得
- 特別活動30単位の修得
それぞれを解説していきます。
卒業要件:在籍期間3年以上
高校の卒業資格を得るには、3年間以上の在籍期間が必要です。
そのため、1年次に単位の修得を頑張ったとしても、3年以上学校に在籍しなければ卒業は認められません。
通信制高校に編入・転入した場合は、前籍校の在籍期間も含めることができます。
卒業要件:74単位の修得
高校の卒業資格を得るには、3年間で74単位の修得が必要です。
通信制高校の単位修得は、自分で組み立てることができます。1年次27単位、2年次27単位、3年次20単位にするなど自由に選ぶことができます。
年度ごとに単位修得の増減があっても最終的に74単位以上修得できれば卒業できます。
通信制高校は単位制のため、前籍校で修得した単位は引き継ぐことができます。
通信制高校に編入・転入学した場合も、それまでの単位修得は無駄になりません。
また、前籍校での単位修得数が少なくても、同級生と同時期の卒業が可能です。
卒業要件:特別活動30単位の修得
高校の卒業資格を得るには、特別活動で30単位以上の修得が必要です。
特別活動とは、学校生活を通じて、成長できるような機会や体験となる活動です。
例えば、ホームルームや文化祭、体育祭などの学校行事が特別活動になります。
また、入学式や卒業式、クラブ活動などが含まれることもあります。
スクーリングが年1回のみの学校では、体験学習や体育祭などに参加して、特別活動の単位を修得することになります。
青楓館高等学院によくある質問
- 何年で卒業できますか?
-
普通の高校と同じく、最短3年で卒業できます。
- 既存の勉強をしないとSNSで見たんですが、本当ですか?代わりにどんな勉強をしますか?
-
いわゆる5教科7科目は卒業単位に必要な分(週に1時間程度)で済むようになっています。
勉強をしたい方には、スタディサプリや、受験対策の教材、そのほかICTツールが盛んですので必要に応じて受講も無料で可能です。 - テストがないって本当ですか?
-
はい、本当です。
青楓館高等学院では、テストをする時間があれば、かけがいのない高校生活を全力で楽しんで欲しいと考えています。
- 勉強のサポートはありますか?ある場合、どんなサポートがありますか?
-
いわゆる5教科7科目の勉強サポートを手取り足取り教えることはございません。
スタディサプリや、AI学習のアプリを無料で使えますので、自学自習しやすい環境がございます。また教員との1on1で、どういった計画で勉強を進めていくのか?はサポートを受けることができます。 - 卒業要件を教えてください
-
74単位の履修が必要です。
例えば、1年次27単位、2年次27単位、3年次20単位にするなど自由に選ぶことが可能です。 - 出席日数は卒業要件に含まれますか?
-
いえ、出席日数は卒業に一切関係しません。
ご自身のペースで、通学の有無を決めていただけます。
青楓館高等学院は、充実のサポートがあります
青楓館高等学院では、全日制と同じ高校卒業資格を取得できることはもちろん、総合型選抜のプロによる大学合格にも力を入れています。
総合型選抜で日本トップクラスの大学合格実績があります。(関関同立・早慶上智・GMARCH)
週1回の1on1や月1回のゲスト講演、インターンや学校運営などを行っております。自分を知ることから社会と繋がるまでを叶えることが当学院の強みです。
さらに、コースは、自分の「好き」を尊重する3つのコースをご用意しております。キャリア育成コース・芸能アスリートコース・eスポーツコースです。
高校卒業を目指す方から、大学進学を目指す方まで、キャリア育成は青楓館高等学院にお任せください。
説明会やオープンキャンパス、個別相談会は随時開催しております。もっと青楓館高等学院を知りたい方は、お気軽にご連絡ください。
資料請求・個別相談はこちら
学校案内の資料請求する♪
学校案内のパンフレットをみなさまに無料でお送りしております。また、電話相談・オンライン相談・学校見学なども随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください♪
簡単!LINEで個別相談
青楓館高等学院の公式LINEをお友だち追加して、チャット形式でメッセージを送ることができます!いつでも・どこでもお気軽にご相談ください♪