通信制高校のデメリット10選!サポート校は不要?

通信制高校のデメリット10選!サポート校は不要?

通信制高校に入学を考えている方と、お話しさせていただく機会がたくさんあります。中には、転入や転校したいという方にも、通信制高校のメリットをお伝えしています。

通信制高校には全日制や定時制高校にはない、さまざまな魅力があります。ただ、同時にデメリットもあります。デメリットをあえてお伝えしているのは、学校選びを失敗して欲しくないからです。

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保護者の方はもちろん、生徒さんにも納得して入学してほしい!

今回はそんな想いで、通信制高校のメリット・デメリットを全てさらけ出しています。

さらに、サポート校は不要か?という疑問についても解説していますので、最後までご覧ください!

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目次

メリット①自分のペースで勉強できる

通信制高校の1番のメリットは、自分のペースで学習を進められることです。

単位制を採用している通信制高校は、1年間の学習すべき量が決まっていません。毎日登校して、決められた時間割通りに、クラス全員と同じペースで学習していく必要はありません。

修得できなかった単位があれば、その単位だけやり直すことができます。

学年制の全日制高校では、出席日数が不足によって留年など進級できずもう1年同じ学年をやり直すこともあります。

通信制高校では周りの生徒のペースを気にせずに学習できる環境が整っています。もちろん、登校日やレポート提出、試験などはあります。

しかし、自宅などリラックスした環境で、ストレスに悩まされずに学習を進められるのです。

通信制高校の卒業要件

通信制高校では、卒業要件を満たすことで卒業することができます。

・74単位以上の修得
・36ヵ月以上の在籍
・30単位時間の特別活動

メリット②自分の時間が多く取れる

通信制高校のメリットは、クラス全員と同じ学習ペースではない分、自分の時間を多く取ることが可能です。

自分のライフスタイルに合わせて、自分らしい時間を過ごすことができます。

例えば、身体やメンタルの不調で通学できない場合は、自宅学習に時間を多く取って卒業を目指す方法もあります。ほかにも、アルバイトや仕事と学習を両立させることや、趣味や習い事に打ち込むこともできます。

芸能活動やアスリート活動といった、定期的な通学が難しい人でも卒業を目指すことが可能なのです。

メリット③学費・費用が安い

通信制高校のメリットには、学費が安いという点もあります。全日制高校と比べると、家族に負担をかけず無理なく通うことができます。

特に、公立の通信制高校では、3年間の学費の合計が約12万円という学校もあります。

私立の通信制高校は、学習内容やコース、カウンセラーなどで費用が変わります。年間の費用は、約22万円以上かかってきます。

ただ、「就学支援金制度」を利用することで返還不要の授業料支援を受けることができます。

学費や費用は、学校によって異なるので必ず問い合わせして確認しましょう。

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メリット④高校卒業資格が取れる

通信制高校のメリットは、全日制と同じ高校卒業資格を取得できる点です。

自分の学習ペースでも卒業要件を満たすことで、高校卒業の資格を得ることができます。つまり、高卒以上を必要資格にしている求人にも応募することができます。

そして、大学や専門学校などの受験資格も得ることができるのです。

メリット⑤カリキュラムやコースが豊富

通信制高校のメリット・デメリット10選!サポート校は不要?カリキュラムが豊富

通信制高校は、カリキュラムやコースが豊富に用意されています。学校によってインターン制度や地方創生、学校運営などさまざまなカリキュラムがあります。

そして、キャリア教育やeスポーツ、芸能やアスリートを目指すコースがあるのも魅力的です。自分でカリキュラムを組んで、自由な時間を作るために通信制高校に進学する生徒も増えています。

中学を卒業したら全日制の高校へ進学するのが「普通」と言われていた時代もありました。最近では、自分のやりたいことや、将来の目標が明確になっている生徒も多くいます。

全日制高校では経験できないことも通信制高校で学ぶことができるのは大きなメリットです。将来やりたいことがある生徒にとっては、通信制高校はこの上ない選択肢といえるでしょう。

やりたいことが決まって、仕事をしながらでも学びたいことがある人には通信制高校はおすすめです。

やりたいことが決まってなくても大丈夫!

通信制高校を選んでも、今は夢や目標は明確ではないという生徒もいます。

入学時に、夢や目標が決まっていなくても大丈夫です。さまざまなカリキュラムや活動を通して、たくさんの経験を積むことで自分のやりたいことが見えてきます。

モノにあふれ多様化した現代では、価値観もさまざまです。それだけ選択肢も多くあります。特に、高校生の年齢は、気持ちの変化も激しい時期です。さまざまな経験を積むことで、やりたいことも変わっていきます。

高校卒業を目指しつつ、途中でやりたいことにシフトチェンジできるのも通信制高校のメリットです。

メリット⑥途中でコース変更が可能

通信制高校は、途中でのコース変更ができるのもメリットです。全日制の高校とは異なり、生徒の希望に合わせて柔軟に対応してくれます。

例えば、自宅学習をメインにしていたけど、途中から通学したくなったという場合も途中から変更することができます。

ただ、変更のタイミングは、学校によって異なります。いつでも変更できる学校もあれば、月に1回変更できる学校もあります。

コース変更については、必ず問い合わせして事前に確認しましょう。

メリット⑦さまざまな方を受け入れている

通信制高校では、さまざまな事情を抱えた生徒を受け入れています。

例えば、このような事情があります。

  • 過去にいじめや不登校を経験したことがある
  • 経済的な事情で働いている
  • 持病や障害がある
  • 毎日学校に登校することができない
  • 芸能活動に専念している
  • スポーツでプロを目指している

そのため、いろんな事情に対応できる環境が整っているのが魅力です。

また、サポート体制も充実しています。特に私立は、公立以上にサポート体制に力を入れている高校が多くあります。

例えば、このようなサポート体制があります。

  • 生徒や保護者がカウンセラーに相談できる
  • 1on1で生徒に寄り添っている
  • 登校日数を希望に合わせて調整できる
  • レポートをインターネットで提出できる
  • やりたいことに専念できる
  • ICT教育を導入している
  • 社会とつながる活動を行なっている

これから将来に向けて「自分らしく生きる力」を養っていくサポートが充実しています。

自分に合ったカリキュラムやサポートを行っている学校か資料請求してチェックしましょう。

メリット⑧人間関係で悩む機会が少ない

通信制高校では、人間関係で悩む機会が少なくなるというメリットがあります。同じ悩みを持った生徒や、事情を理解してくれる先生が多いというのが理由です。

全日制の高校では、どんな事情を持った生徒にも同じ学習を提供します。全員が同じペースで、同じ学習をするのではないという点で先生への苦手意識も少なくなります。

また、集団行動が苦手な生徒もいます。全日制の高校の場合、苦手なクラスメイトと毎日顔を合わせなければいけません。学習ペースを間に合わせるために、気の合わない生徒同士を同じグループにするということもあります。

ただ、普段の集団行動は嫌でも、校外での活動は楽しいと感じる生徒もいます。人間関係でストレスを抱えやすい人にとっても、校外活動が充実した通信高校は魅力に感じます。

そして、仮に通学しても少人数制を採用しており、個人指導を行なっている学校もあります。中学校では通学が嫌だった生徒も、通信制高校では気の合う友達ができたという生徒も多いです。

メリット⑨高校卒業資格を取得しやすい

通信制高校には、サポート校という教育機関があります。

文部科学省の調査によると、2021年度の高等学校の中途退学率は全日制が0.9%なのに対し、通信制は3.8%でした。

退学の理由はさまざまありますが、学習面や精神面での挫折で生徒の可能性を潰さないために、サポート校が誕生しています。

サポート校はいらない?

サポート校とは、通信制高校に通う生徒が高校卒業資格を得られるように支援する教育機関のことをいいます。

単位取得やレポート作成などの学習支援や、カウンセラーによる精神面のサポート、大学進学に向けた受験対策などを行っています。

サポート校を利用することで、より高校卒業資格を得やすくなるメリットがあります。

メリット⑩日常のサポートも受けられる

通信制高校と一緒にサポート校を利用すると、日常生活でも手厚いサポートを受けられます。悩み相談など専門のカウンセラーが常駐している学校もあります。

同じような悩みを持つ生徒を数多く見てきているため、どのようなアドバイスがいいか熟知しています。

学校や日常生活で、不安がある人にとっては安心のサポートです。

デメリット①スケジュールの自己管理

通信制高校のメリット・デメリット10選!サポート校は不要?自分でスケジュール管理

全日制や定時制の高校では、登校してカリキュラム通りの授業を受けることで卒業できます。

しかし、通信制高校は自学自習が基本スタイルです。決められたカリキュラムはなく、自分で計画を立て学習を進めていく必要があります。レポートは、自分で作成し提出しなければなりません。

そのため、自分で決めてやりとげる力が重要です。 勉強が苦手だったり、明確な目標がなかったりすると挫折してしまうことにもなりかねません。中には、卒業に何年もかかったり、登校しなくなったり、卒業自体を諦めてしまう生徒も少なからずいます。

先生が生徒を一人一人を見る仕組みのある学校を選びましょう

スケジュール管理に自信がない人には、先生とのコミュニケーションをとる機会を制度的に設けている学校を選びましょう。

例えば、月1回の個別面談や、週1回の1on1などです。

目標を一緒に考えたり、方向性を確認するなど、生徒一人一人に寄り添ったサポート体制のある学校がおすすめです。

自分からは聞きにいけなかったり、相談できないという生徒も安心です。

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デメリット②人との関わりが少なくなる

全日制の高校では、毎日登校してクラスメイトや先生と顔を合わせます。

通信制高校は登校日が限られている分、関わる時間も限られています。また、ほとんど通学せずに卒業することもできます。そのため、先生とはもちろん、学校の友人と過ごす時間も減ります。

ただ、人との関わりが全くなくなる訳ではありません。

同じ経験や悩みを持つ生徒同士が、仲良くなる例は少なくありません。メリット8でお伝えした通り、不登校やいじめを経験している人は、人間関係で悩む機会も少なくなるのでメリットに感じることもあります。

完全オンラインではない学校・プロジェクトがある学校を選びましょう

人と関わる機会を減らしたくない人は、通学できるキャンパスを設置している通信制高校を選びましょう。

少人数性を採用している学校もあるので、全日制の学校のように大人数の生徒がいるのではありません。ただ、人と関わる機会は減らさずに過ごすことができます。

また、学校によっては、部活動や独自のプロジェクトを実施している学校もあります。同じ部活動や同じプロジェクトを共有する生徒と関わる機会を持つことで、友人もできやすくなります。

人間関係に恐怖心を抱いている人でも、徐々に打ち解けていけるかもしれません。

デメリット③単位が引き継げない

全日制高校の単位は、学年を修了すると取得できます。そのため、1年の途中で転入する場合は単位を持っていません。

また、商業科や工業科から普通科に編入する場合、取得した単位を引き継げないことがあります。

詳しくは個別相談へ

単位の引き継ぎに不安がある場合は、個別に相談いただくことをおすすめします。

転入する際は、在籍していた高校に在学証明書や単位修得証明書、成績証明書を発行してもらうこともあります。

スムーズに転入の手続きが進められるよう、早めにお問い合わせください。

青楓館高等学院は、充実のサポートがあります

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週1回の1on1や月1回のゲスト講演、インターンや学校運営などを行っております。自分を知ることから社会と繋がるまでを叶えることが当学院の強みです。

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この記事を書いた人

岡内 大晟のアバター 岡内 大晟 青楓館高等学院 代表

2023年、青楓館高等学院を開校し、代表に就任。社会に開かれた学校教育を目指し、総勢80名の組織を率いる。クラファン支援者220人達成。自治体や大学との共同プロジェクト実績多数。

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