全世界で1000億円の市場規模となっているeスポーツ業界。
世界大会で16歳の少年が優勝し、賞金約3億3,000万円を獲得するなど、高校生が目覚ましい活躍ぶりを見せています。
日本でもトヨタやNTTなどの大企業が参入するなど、今後ますます成長するeスポーツを仕事にしたいという若者は多くいます。
今回は、専門的にeスポーツを学びたい方に通信制高校がおすすめな理由を紹介していきます。
進路についても解説していますので、最後までご覧ください!
eスポーツとは?
eスポーツとは、ビデオゲームで行う対戦をスポーツとしてとらえる競技名のことをいいます。
電子機器を使ったスポーツ競技から、エレクトロニック・スポーツ(Electronic Sports)を略称してeスポーツ(esports)と呼ばれています。
ルールに則って勝敗を競うスポーツの定義に照らし合わせると、ゲームもスポーツの一種という考えのもとに名付けられました。
日本のeスポーツの市場規模
一般社団法人日本eスポーツ連合は、2021年国内eスポーツ市場規模は前年比115.5%の78.4億円になったと発表しました。
2021年の日本eスポーツ市場規模の項目別割合は、スポンサーが6割と1番多く占めました。さらに、大きなイベントが開催されるようになり、認知度は高まってきています。
また、大手企業がスポンサーに名を連ね、優勝賞金の額も大きくなってきています。
日本では、トヨタやNTT、吉本興業、セガなどがeスポーツ市場に参入しています。
2022年以降はコロナ禍の影響が落ち着き、年平均20%を超える成長率で拡大することが見込まれています。そして、2025年には約180億円まで成長すると予想されています。
世界のeスポーツの市場規模
オランダの海外ゲーム市場調査会社「Newzoo」と提携する株式会社角川アスキー総合研究所は、2021年の調査でこのように発表しています。
2021年は、eスポーツの視聴者増とエンゲージメント拡大により、ユーザー支出が増加傾向に転じ、2020年の9億4710万ドル(約1070億円)から、約14.5%増の11億ドルに迫るところ(10億8410万ドル=約1225億円)まで拡大すると推定しています。
その結果、2019年から5年間のCAGR(年平均成長率)は11.1%増で堅調に推移し、2024年には16億1770万ドル(約1828億円)に達する予測を立てています。
新型コロナウイルスの影響は限定的とし、世界のeスポーツの市場規模の継続的な成長が予測しています。
また、2022年時点で、世界のeスポーツの競技人口は約1億3,000万人いると言われています。
そして、世界の主要スポーツの競技人口と比較すると、サッカーに次ぐ6番目に多い競技となっています。
競技としてのeスポーツ
アメリカや中国、韓国では、eスポーツが文字通りスポーツとして定着しています。そのため、プロゲーマーはアスリートと同様の扱いを受けています。
2018年の平昌オリンピックでは、eスポーツ大会も開催されました。そして、2023年に開催される第19回アジア競技大会では、eスポーツが正式種目に決定しています。
高校生が活躍するeスポーツの大会もあります。「全国高校eスポーツ選手権」や「STAGE:0全国高校対抗eスポーツ大会」などです。
通信制高校の多くはeスポーツの専門コースを設けており、高い成績をおさめています。生徒たちは、eスポーツの大会出場を目標に真剣に取り組んでいます。
また、コミュニケーション能力や、人間関係の構築にもつながっています。
いまやゲームは単なる遊びではなく、立派なスポーツ競技のひとつとなっています。
高校で学ぶeスポーツ
eスポーツの人気が高まるとともに、クラブ活動としてeスポーツを導入する全日制高校は急激に増加しました。
eスポーツの市場規模や認知度の高まりは、教育の分野においても十分に認識されています。また、友達作りやコミュニケーションが苦手な生徒でも、ゲームを通じて仲を深める例も多くあります。
そして、不登校の子どもが、eスポーツを通して人と関われる機会を設けている通信制高校も増えています。
通信制高校・サポート校のeスポーツコースの特長
eスポーツで活躍するには、ゲームのスキルアップが重要です。
高校生の時期からeスポーツを専門的に学びたいという人にオススメなのが、通信制高校のeスポーツコースです。通信制高校のeスポーツコースでは、課外活動ではなく授業の一環としてeスポーツを専門的に学ぶことができます。
ゲームのスキルを磨くだけでなく、コミュニケーション能力を養うこともできます。
また、ゲームに関わる職業に就くためのカリキュラムが組まれています。プロゲーマ以外にもゲーム開発会社への就職や、ゲーム実況者やライター、ゲームイベントの運営会社でのプランナーになるための幅広い知識を学ぶことが可能です。
高卒資格の取得を目指しながら、将来を見据えた学習ができるのが通信制高校の魅力のひとつです。
通信制高校のeスポーツコースの進路
通信制高校でeスポーツを学びたいと考えている方は、進路について不安があると思います。
eスポーツコースを卒業した生徒の主な進路を紹介していきます。
①プロゲーマー
プロゲーマーとは、eスポーツの大会で獲得して賞金や報酬で生活をしている方のことをいいます。
ほとんどの場合、ゲーミングチームに所属しスポンサー企業からのバックアップを受けています。
ゲームのスキルはもちろん、戦略を綿密に練るスキルも必要なのでかなり頭を使う職業です。
また、必要な資格などはなく、実力さえあれば年齢・性別関係なくなることができます。
海外では賞金総額が1億円を超える大規模な大会も開催されています。そのため、生涯獲得賞金が3億円を超えるプロゲーマーも存在します。
世界では、1000万円を超えるプロゲーマーが続々と輩出されています。また、日本で最も多い生涯獲得賞金は、2300万円ほどと言われています。
②ゲーム実況者
ゲーム実況者とは、ゲームプレイの解説や試合の様子を観客にわかりやすく伝える方のことをいいます。
大会や動画配信などの雰囲気や質は、実況者によって変わってきます。そのため、大会の盛り上がりには欠かせない、最も重要な職業です。
ゲーム実況者になるには、必要な資格などはありません。ただ、スポーツ実況と同様、eスポーツに詳しい観客にも、詳しくない観客にも楽しませる実況することが大切になります。
特に、eスポーツの場合は、ゲームタイトルによってルールや戦略も異なるので、多くのゲームに精通していることも重要になります。
③ゲームトレーナー
ゲームトレーナーとは、ゲームを通じて集中力や情報処理能力などを鍛えたり、コミュニケーション能力を高めるゲーマー専門の指導者のことをいいます。
eスポーツの世界でも、スポーツ競技を習うように、ゲームを習う文化ができています。
全国大会や世界大会を目指すプロゲーマーのスキルを高めるために、重要な職業です。
また、ネットリテラシーや暴言、マナーについての指導も担当します。つまり、オンラインゲームとの正しい付き合い方を教える立場になります。
プロゲーマーを目指す人の中には、不登校を経験した人もいます。eスポーツのスキルが高まることは、好きなことで達成感を得ることに繋がります。自己肯定感を高める役割としてもゲームトレーナーは重要な職業となります。
保護者の方へ
ここまで、読み進めていただきありがとうございます。
ゲームに夢中になっているお子さんの進路や将来について、ものすごく考えていらっしゃる方も多いかと思います。
青楓館高等学院では、自分の好きなことを伸ばすキャリア教育を実施しています。
お子さんの「好き」を尊重し「自分らしく生きる力」を養うことをお約束いたします。
青楓館高等学院ならeスポーツを元に可能性(キャリア)を広げます!
青楓館高等学院では、全日制と同じ高校卒業資格を取得できることはもちろん、総合型選抜のプロによる大学合格にも力を入れています。
教育理念は「個性を尊重し、可能性を伸ばす」です。
週1回の1on1や月1回のゲスト講演、インターンや学校運営などを行っております。自分を知ることから社会と繋がるまでを叶えることが当学院の強みです。
そして、総合型選抜で日本トップクラスの大学合格実績があります。(関関同立・早慶上智・GMARCH)
さらに、eスポーツコースでは「好き」を尊重したキャリア育成を実施しています。高校卒業を目指す方から、eスポーツを仕事にしたい方まで。キャリア育成は青楓館高等学院にお任せください。
青楓館高等学院では、高校生活はもちろん将来のサポートまで行っています。
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