青楓館が大切にしている「社会につながる学び」。それがPBL(プロジェクト学習)です。
2026年2月23日、日本の教育DXを牽引する一般社団法人教育AI活用協会(AIUEO)が主催、文部科学省が後援、さらにコクヨ株式会社・株式会社アートブレーンカンパニーの特別協力のもと、「教育AIサミット2026」が開催されました。全国から教育関係者や企業が集うこの権威ある舞台に、青楓館の生徒たちが「ワークショップの企画・運営側」として公式に招致されました。
教育AIの最前線を走る協会から、AI活用の中核を担うパートナーとして信頼を寄せられ、社会人をリードする役割を託されました。それは、青楓館の生徒たちが「AIの利用者」を超え、社会を動かす「AI活用の最先端」として動き出しました。
今回のサミットで生徒らは、AIという最先端のツールを通じて、社会人の皆さんと語り合い、課題解決のプロセスを共にする「巻き込み型のワークショップ」に挑戦しました。挑戦を通して成長した生徒の姿を、生徒と教員それぞれの視点からお届けします。

■ 高校生の「視点」が、社会人の「経験」を動かす
今回のワークショップの主役は、柔軟な発想でAIを使いこなす生徒たちでした。彼らが社会人をリードしたのは、知識の量ではなく、「AIをどう使い、どう楽しむか」という探究心です。
- 次世代プレゼン作成: 生徒たちの自由なプロンプト活用術に、社会人の皆さんも「そんな使い方があったのか!」という驚きがあり、世代を超えたディスカッションが活発になりました。
- アプリ試作を通じた対話: 社会人と共に『v0』というAIツールで、高校生のリアルな悩みの解決方法を形にする。社会人が「経験」を貸し、高校生が「視点」を貸す。そこには、世代を超えて一つのゴールに向かうプロフェッショナルな共創の姿がありました。


■ 参加した生徒たちの声:挑戦の先に見えた「新しい自分」
ワークショップを終えた生徒たちの言葉からは、技術を習得すること以上の大きな成長が伝わってきます。

「内向的な性格が外交的に。経験を積むのが怖くなくなった」
AIに詳しくない中でワークショップを運営することに最初は苦労もありましたが、誰もが安心して意見を出せる場づくりをするため、チームリーダーとして、各チームに高校生を自ら配置しました。この経験から、世代の違う方との対話から学ぶ姿勢の大切さを知ることができました。(チームリーダー担当)

「人生で初めて、社会人を相手にワークショップを実施した」
資料作成や台本作成など、タスクを着実に進める役割を担いました。また、当日はツールの使い方を詳しく記した手元資料を配布したところ、参加者の方が手に取って確認してくれる姿を見て、「準備の甲斐があった!」と嬉しくなりました。(制作・進行担当)
■ 教員が目撃した、想像を超える生徒の「進化」
教員は、イベント当日だけでなく、そこに至るまでの生徒の葛藤と努力を一番近くで見守ってきました。

「柔軟性と自信。一生モノの武器を手に入れた」
もともと物事の変更に動揺しやすかった生徒が、今では改善点に対して前向きに、そして迅速に対応できるようになりました。「こうしたほうがいいかな?」と自ら意見を発信し、当日の急なスケジュール変更にも動じず立ち振る舞う姿に、本物の自信を感じ、目頭が熱くなりました。

「自分らしいリーダー像の確立」
「リーダーをしたいけれど、自信がない」と相談してくれた1年生。初めてのPBLリーダーへの挑戦でしたが、今では周りに支えられながらも、メンバーのモチベーションを高める立派なリーダーへと成長しました。活動のたびに仲間の良さを見つけて賞賛する姿は、まさに青楓館が理想とするリーダーです。
■ 共に悩み、共に形にする。AIが繋いだ新しい絆
「高校生の生の声を社会に届け、ともに解決する」
このプロセスを通じて、参加した社会人の皆さまからは「高校生の視点に触れることで、自分たちの固定観念が外れた」という声を多くいただきました。
生徒たちにとっても、自分たちの投げかけが大人を動かし、社会を良くするツール(PBLマネジメントアプリ)として形になる経験は、何事にも代えがたい自信となりました。入学当初は「堂々と振る舞うこと」が難しかった生徒たちは、今や立派なファシリテーターとして舞台に立っています。

まとめ
AIという共通ツールを介して、社会人も高校生も関係なく、同じ「クリエイター」として手を取り合うことができました。
世代を超えた共創は、生徒たちに社会的な自律と自信を与え、より一層成長していくための貴重な経験となりました。
青楓館はこれからも、生徒たちが社会を巻き込み、新しい価値を共創していく場であり続けます。


