青楓館生による「高校生ワークショップ」の実施報告
東京大学で開催された『AIサミット』で、青楓館高等学院の生徒たちが「AIを用いたアプリを開発するワークショップ」の企画・運営を行いました。
メインホールにて総括を担う 赤堀 侃司氏(一般社団法人 ICT CONNECT 21 名誉会長/東京工業大学名誉教授/一般社団法人教育AI活用協会顧問)は、ワークショップのレベルの高さに「びっくりするほどの感銘を受けた」とコメントいただきました。教員として大変誇らしいです。


総勢50人が参加!高校生と社会人が一緒のチームになって行う共創体験
学生から社会人まで幅広い年齢層が各グループで混ざり合いチームを組み、「学校に登校するモチベが上がらない」といった具体的な課題に対し、AIを活用した解決策(例:「登校くん」アプリ)を共に議論しました。
赤堀氏が「自分にとって異文化だった」と振り返るほど、多様な視点を持つ人々との共創は、「なるほど!こうやったら解決できるのか!」という発見と、多様性の中から解決策を見出す貴重な体験となりました。生徒Aも「大人の皆さんがめちゃくちゃ楽しそうにやっていたので、大成功でした」と、手応えを語っています。


生徒の成長秘話【困難を乗り越え、メタバース起業家を目指す】
「行っても行かなくてもいい」場所がくれた自信
ここからは教員目線で、PBLメンバーの成長についてお話します。メンバーの一人であるMくん。今回のイベントでも一際目立つ成果を上げてくれています。「メタバースプラットフォームを作って起業したい」このPBLを通じて、夢を見つけることができました。
しかし元々は…。体調不良で中学3年生から学校にいけなくなりました。志望校への進学が難しくなった時に出会ったのが、青楓館の「行っても行かなくてもいい」という自由な校風でした。入学当初は週に一回行くか行かないかという登校頻度でしたが、毎週実施する個別面談(1on1)から一歩ずつ活動を始めます。


転機となった2つのプロジェクト
彼の自信と成長の転機となったのは、主に以下の2つの活動です。
- 北海道PBL(プロジェクト型学習): 半年にわたるイベント運営を現地で大成功させた経験。「現地に行く体力も、実行する力もついたと感じ、大きな自信につながりました」
- 文化祭への参加: 友達がほとんどいなかった状況から、運営ボランティアを通して多くの人と交流し、友人を作ることができました。「結果、今はほぼ毎日校舎に行くまで成長しました!」
体調不良で「外に出て活動することは無理」という困難を抱えていた彼が、青楓館でのPBLなど様々な活動を通じて、段階的に困難を克服することができました。その姿は、多くの保護者や生徒にとって大きな希望となっています。
青楓館での学びが紡ぐ、卒業後の大きな夢
彼の次の目標は、AI部の活動で出会った「メタバース」の世界で勝負することです。
「メタバースプラットフォームを作って起業したい。残りの青楓館生活でさらに知見を深め、卒業後にはとにかく大きいプラットフォームを立ち上げられればと思っています」と、大きな夢を語ります。
挑戦は次のステージへ:AIが文化となる時代を生徒たちが切り拓く
「めちゃくちゃ楽しかったし貴重な経験ができて良かった」という確かな手応えを得てイベントは成功裏に終わり、生徒たちの未来への意欲はさらに高まりました。
- 生徒A:「もっとAIに関して知見を深めたいし、またAIを使ったイベントに挑戦したい」
- 生徒B:「こういう機会があったら率先して司会をやりたい」「運営系のことに沢山挑戦していきたい」
青楓館高校が実現したこのワークショップは、生徒の可能性を最大限に引き出し、社会と共創する新しい教育のあり方を示しました。
これからも青楓館高等学院は、生徒一人ひとりの「やってみたい」を形にし、未来を自ら切り拓く力を育んでまいります。

