「学校に行きたくない」理由がわからない時の対応方法・親ができること

「学校に行きたくない」理由がわからない時の対応方法・親ができること

「学校に行きたくない」と子どもが言い出したけれど、理由を聞いても「わからない」と答えるばかりで困っていませんか。

親としては心配になりますし、どう対応すればよいのか悩んでしまうでしょう。

この記事では、子どもが学校に行きたくない理由を明確に言えない保護者の方に向けて、下記について、解説しています。

  • 子どもが理由を言えない背景にある心理
  • 学校に行きたくない理由がわからない時の対応方法
  • 親として今日からできるサポート

子どもの気持ちに寄り添いながら適切な対応をすることで、状況は必ず改善に向かいます。

焦らず一歩ずつ進んでいけば大丈夫です。

ぜひ参考にしてください。

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目次

「学校に行きたくない」理由がわからない時の対応方法

子供が「学校に行きたくない」と訴えてきたとき、理由がはっきりしないと親は戸惑い、「とりあえず行かせるべきか」と悩むものです。

しかし、理由が明確でなくても、子供が発するSOSのサインを見逃してはいけません。

まず大切なのは、無理に登校させるのではなく、子供の「辛い」という気持ちをそのまま受け止めることでしょう。

言葉にできない不安や苦痛を抱えている子供にとって、家庭が安全基地となることが何よりも重要です。

「理由がわからないなら学校に行きなさい」という対応は、子供をさらに追い詰める結果になりかねません。

例えば、腹痛や頭痛といった身体症状が現れている場合、それは心のSOSが身体に表れている可能性があります。

こうした症状を「仮病」と決めつけず、まずは休息を与え、様子を観察することが初期対応として適切です。

以下で詳しく解説していきます。

無理に登校させず、まずは子供の辛い気持ちを受け止める

子どもから「学校に行きたくない」と告げられたとき、多くの親は「なぜ?」と理由を求めてしまいます。

しかし、理由がはっきりしない場合こそ、無理に登校させることは避けるべきでしょう。

まず大切なのは、子どもの「辛い」「行きたくない」という気持ちをそのまま受け止めることです。

「理由もないのに休むなんて」と否定するのではなく、「今は学校が辛いんだね」と共感の言葉をかけてみてください。

子どもは言葉にできない不安や違和感を抱えているかもしれません。

その気持ちを否定されると、さらに心を閉ざしてしまう可能性があります。

「何があったの?」と優しく尋ねつつも、答えられない様子なら深追いせず、「話したくなったら聞かせてね」と伝えましょう。

安心できる環境があれば、子どもは少しずつ心を開いてくれます。

焦らず、まずは子どもの心に寄り添う姿勢が、解決への第一歩となるのです。

「理由がないなら行きなさい」は逆効果!休息の重要性

「理由がないなら学校に行きなさい」という言葉は、一見正論のように思えるかもしれません。

しかし、この対応は子供の心をさらに追い詰める危険性があります。

理由を言えない状態は、決して「甘え」や「怠け」ではありません。

心身が限界のサインを出している可能性が高いのです。

無理に登校させると、不登校の長期化や心身症状の悪化を招くケースも少なくありません。

適切な休息は、子供が自分の気持ちと向き合い、心のエネルギーを回復させる大切な時間です。

「休むこと=悪いこと」という価値観を一度手放してみましょう。

休息期間中に子供は、安心できる環境で自分の感情を整理し、次のステップへ進む力を蓄えていきます。

焦らず見守る姿勢が、結果的に早期の回復につながることを覚えておいてください。

休むことを認めた上で、子供のペースに寄り添う対応が何より重要なのです。

身体症状が出ている場合の初期対応と観察ポイント

子供が「学校に行きたくない」と訴える際、頭痛や腹痛、吐き気といった身体症状を伴うケースは少なくありません。

このような症状が見られたら、まずは無理に登校させず、自宅で安静にさせることが大切です。

朝だけ症状が現れて午後には元気になる場合でも、それは心身のSOSサインかもしれません。

観察すべきポイントとして、症状が出る時間帯や頻度、登校前後での変化を記録しておきましょう。

特に注意したいのは、食欲不振や睡眠障害、原因不明の発熱が続く場合です。

これらは心理的ストレスが身体化している可能性があります。

また、朝起きられない・めまいがするといった症状は、起立性調節障害の可能性も考えられるでしょう。

症状が1週間以上続く場合や日常生活に支障が出ている時は、小児科や心療内科への受診を検討してください。

「仮病では?」と疑う前に、子供の訴えを真摯に受け止める姿勢が、回復への第一歩となります。

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なぜ理由が言えないのか?「わからない」に隠された子供の心理

子供が「学校に行きたくない理由がわからない」と答えるとき、それは決して嘘や言い訳ではありません。

実は、子供自身も本当に理由を言語化できていないケースが非常に多いのです。

大人でも「なんとなく気分が乗らない」「モヤモヤする」といった感情を明確に説明するのは難しいもの。

子供の場合はさらに語彙や表現力が限られているため、複数の小さなストレスが積み重なった状態を「わからない」としか表現できないことがあります。

また、親を心配させたくない、怒られたくないという防衛本能が働いて、本心を隠している可能性も考えられるでしょう。

特にHSC(ひといちばい敏感な子)などの気質を持つ子供は、周囲の刺激を人一倍受け取りやすく、自分でも気づかないうちに心が疲弊していることがあります。

発達特性によって集団生活そのものに負担を感じているケースもあるため、「わからない」という言葉の背景には複雑な心理状態が隠れていることを理解しておきましょう。

以下で詳しく解説していきます。

言語化できない「モヤモヤ」や小さなストレスの蓄積

子供が「学校に行きたくない理由がわからない」と答える背景には、言葉にできない複雑な感情が存在しています。

大人であれば「あの出来事が嫌だった」と具体的に説明できますが、子供は自分の感情を言語化する力がまだ十分に発達していません。

教室の空気感、友達との些細なやりとり、先生の表情など、一つひとつは小さな出来事でも、それらが積み重なることで心に「モヤモヤ」が生まれます。

「なんとなく居心地が悪い」「うまく説明できないけど疲れる」といった感覚は、本人にとっても正体不明のストレスなのです。

特に感受性が強い子供の場合、周囲の雰囲気や人間関係の微妙な変化を敏感に察知し、知らず知らずのうちに心が疲弊していることもあるでしょう。

このような状態では、親が「理由を教えて」と尋ねても答えられないのは当然です。

まずは「言葉にできない辛さもある」という前提で、子供の気持ちに寄り添う姿勢が大切になります。

親を心配させたくない・怒られたくないという防衛本能

子供が「学校に行きたくない」と言いながら理由を話さない背景には、親への配慮が隠れているケースが少なくありません。

「お母さんを困らせたくない…」「心配かけたら悪いな」という思いから、本当の気持ちを飲み込んでしまう子供は多いものです。

特に普段から親の顔色をうかがう傾向がある子や、兄弟姉妹の中で「良い子」を演じてきた子は、自分の弱音を言うことに強い抵抗を感じるでしょう。

また過去に「そんなことで休むの?」と言われた経験があると、「また怒られるかもしれない」という恐怖心が働き、口を閉ざしてしまいます。

この防衛本能は、子供なりに家族を守ろうとする健気な心の表れです。

理由を言わないことを責めるのではなく、「何も言わなくても大丈夫だよ」という安心感を伝えることが大切になります。

親が焦らず受け止める姿勢を示すことで、子供は少しずつ心を開き始めるはずです。

本人の気質(HSCなど)や発達特性が関係している可能性

子どもが「学校に行きたくない理由がわからない」と答える背景には、本人の生まれ持った気質や発達特性が関係している場合があります。

特にHSC(Highly Sensitive Child:人一倍敏感な子)と呼ばれる気質を持つ子どもは、周囲の刺激を深く処理する傾向があるでしょう。

教室の騒がしさや人間関係の微妙な空気感など、他の子が気にしない刺激でも強く感じ取ってしまい、知らず知らずのうちに疲弊していることがあります。

また、発達特性として感覚過敏がある場合、蛍光灯の光や給食の匂い、体操服の肌触りなど、学校環境そのものが苦痛の原因になっているかもしれません。

こうした特性は本人も自覚しにくく、「なんとなく嫌」としか表現できないことが多いのです。

もし子どもが音や光、人混みを避ける傾向がある、疲れやすい、完璧主義といった特徴を持つなら、専門家への相談も視野に入れましょう。

気質や特性を理解することで、無理のない環境調整や声かけの工夫ができるようになります。

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焦らず見守るために「学校に行きたくない」に親ができること

子供が「学校に行きたくない」と言い出したとき、親として最も大切なのは、家庭を子供にとって心から安らげる場所にすることです。

学校で何らかのストレスを抱えている子供にとって、家庭が第二の緊張の場になってしまっては、心の回復は望めません。

例えば、子供の表情や様子を観察しながら、無理に会話を強いることなく、ただそばにいるだけでも安心感を与えられるでしょう。

また、登校刺激を控えることも重要なポイントとなります。

「明日は行けそう?」「いつになったら学校に行くの?」といった言葉は、子供にプレッシャーを与え、かえって心を閉ざす原因になります。

その代わりに、子供が好きなことに没頭できる時間を意識的に作ってあげましょう。

絵を描く、ゲームをする、本を読むなど、子供が夢中になれる活動は心のエネルギーを回復させる効果があります。

一方で、生活リズムを崩さないための最低限のルール設定も忘れてはいけません。

朝は決まった時間に起きる、食事は家族と一緒に摂るといった基本的な生活習慣を維持することで、将来的な学校復帰への土台を整えることができるのです。

家庭を「一番安心できる場所」にする環境づくり

子供が安心して過ごせる家庭環境を整えることは、不登校状態からの回復において最も重要な土台となります。

まず、家庭を「学校に行けない自分はダメだ」と感じさせない場所にしましょう。

朝起きたときに「今日は学校どうする?」といった声かけは避け、「おはよう」と普段通りの挨拶から始めてください。

登校できないことを責めたり、きょうだいと比較したりする言動は、子供の自己肯定感をさらに下げてしまいます。

家族全員が「学校に行けなくても、あなたの存在そのものが大切」というメッセージを態度で示すことが必要です。

また、家庭内のルールは最低限にとどめ、子供が自分のペースで過ごせる時間と空間を確保しましょう。

好きな本を読んだり、趣味に没頭したりする時間は、心のエネルギーを回復させる貴重な機会となります。

「何もしていない時間」を否定せず、ゆっくり休むことを許可する姿勢が大切でしょう。

親自身がイライラしている様子を見せないよう、自分の感情をコントロールすることも環境づくりの一部です。

家庭が心から安らげる場所になれば、子供は少しずつ前を向く力を取り戻していきます。

登校刺激を控え、子供の好きなことに没頭させる時間を作る

不登校の初期段階では、「学校のことを考えさせない時間」を意識的に作ることが大切です。

親としては「このままで大丈夫だろうか…」と不安になるかもしれませんが、登校を促す言葉や学校の話題は一旦控えましょう。

子供が好きなことに没頭できる環境を整えることで、心のエネルギーを回復させることができます。

ゲームや読書、絵を描くなど、本人が自然と集中できる活動を制限せず見守ってください。

ただし、昼夜逆転を防ぐため、朝は一緒に起きて朝食をとるなど最低限の生活リズムは維持しましょう。

好きなことに取り組む中で、子供は自分の気持ちを整理したり、言葉にできなかった感情に気づいたりします。

焦って理由を聞き出そうとせず、安心して過ごせる時間を十分に確保することが、結果的に回復への近道となるでしょう。

生活リズムを崩さないための最低限のルール設定

学校を休んでいる間も、生活リズムの乱れは心身の不調を招きやすく、回復を遅らせる原因になります。

そのため、無理に登校させる必要はありませんが、最低限の生活習慣は維持することが大切です。

まず、起床時間と就寝時間は学校がある日と同じように設定しましょう。

「学校に行かないなら好きな時間に起きていい」という状態が続くと、昼夜逆転が起こり、身体のリズムが崩れてしまいます。

朝は決まった時間にカーテンを開けて日光を浴びさせ、体内時計をリセットすることを習慣にしてください。

また、食事は三食きちんと摂るようにし、特に朝食は欠かさないことが重要です。

ゲームやスマホの使用時間についても、夜遅くまで続けないよう家族でルールを決めておきましょう。

ただし、厳しすぎるルールは逆効果になるため、「夜10時以降はリビングで充電する」など、子供が守れる範囲で設定することがポイントです。

生活リズムを保つことで、心の回復を助け、いずれ学校に戻る際もスムーズに適応できる土台が作られます。

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無理に聞き出すのはNG!子供が話しやすくなるコミュニケーション術

子供が「学校に行きたくない」と訴えているとき、親としてはつい理由を知りたくなり、問い詰めてしまうこともあるでしょう。

しかし、無理に聞き出そうとする姿勢は、子供をさらに追い詰めてしまい、心を閉ざす原因になります。

大切なのは、子供が「話したい」と思えるような安心できる雰囲気を作り、自然に言葉が出てくるのを待つことです。

例えば、質問の仕方を変えるだけでも子供の反応は大きく変わりますし、沈黙を恐れずに寄り添う姿勢が信頼関係の再構築につながります。

以下で詳しく解説していきます。

「なんで?」ではなく「どうしたの?」と寄り添う聞き方

子供が「学校に行きたくない」と訴えたとき、つい「なんで?」「理由は?」と問い詰めてしまう方も多いでしょう。

しかし、この質問は子供を追い詰め、かえって心を閉ざす原因になります。

「なんで?」という問いかけは、子供に説明責任を求める印象を与えてしまうのです。

代わりに「どうしたの?」「何か困っていることある?」といった寄り添う聞き方を心がけましょう。

この表現の違いは、子供の心理的負担を大きく軽減します。

また「話したくなったら聞くよ」と逃げ道を用意することで、子供は安心して自分のペースで気持ちを整理できるでしょう。

質問する際は、子供の表情や様子を観察しながら、プレッシャーを与えない距離感を保つことが重要です。

焦って答えを引き出そうとせず、子供が自然と話したくなる雰囲気づくりを優先してください。

寄り添う姿勢こそが、子供の本音を引き出す最も効果的な方法なのです。

沈黙もコミュニケーションの一つとして許容する

子どもが黙り込んでしまうと、つい「何か話して」と言葉を求めたくなるでしょう。

しかし、沈黙は子どもなりに気持ちを整理している大切な時間です。

無理に言葉を引き出そうとせず、ただそばにいる姿勢が安心感を生み出します。

「話したくなったらいつでも聞くよ」と伝え、焦らず待つことで、子どもは自分のペースで心を開けるようになるでしょう。

沈黙の間も、表情や仕草から子どもの状態を感じ取ることができます。

言葉にならない思いを抱えている時こそ、親の穏やかな存在が支えになります。

会話が途切れても気まずくならない関係性を築くことで、子どもは「話さなくても受け入れてもらえる」という安心感を得られるでしょう。

沈黙を恐れず、ゆったりとした時間を共有する姿勢が、やがて子どもの本音を引き出すきっかけとなります。

共感をベースにした会話で信頼関係を再構築する

子供が「学校に行きたくない」と訴えるとき、親としてつい「なぜ?」「理由は?」と問い詰めてしまいがちです。

しかし、最も大切なのは共感をベースにした会話で、子供との信頼関係を再構築することでしょう。

まずは「つらかったね」「そう感じているんだね」と、子供の気持ちをそのまま受け止める言葉をかけてください。

理由を聞き出すことよりも、子供の感情に寄り添う姿勢が重要です。

「お母さんも昔、似たような気持ちになったことがあるよ」と自分の経験を共有するのも効果的でしょう。

子供は「自分だけじゃないんだ」と安心し、心を開きやすくなります。

また、会話の中で「あなたの味方だよ」というメッセージを繰り返し伝えることも大切です。

否定や説教ではなく、共感と理解を示すことで、子供は「この人になら話してもいいかもしれない」と感じるようになります。

焦らず、時間をかけて信頼関係を築いていきましょう。

起立性調節障害やいじめの可能性は?専門家との連携とチェック

子供が「学校に行きたくない」と訴える背景には、身体的な不調や深刻な人間関係のトラブルが隠れている可能性があります。

理由がはっきりしない場合でも、専門家の視点を取り入れることで、見えなかった問題が明らかになることがあるでしょう。

特に朝起きられない、立ちくらみがする、午前中に体調が悪いといった症状が続く場合は、起立性調節障害という自律神経の病気が疑われます。

また、学校内でのいじめや人間関係のトラブルは、子供が親に話しにくいテーマの代表例です。

学校の先生やスクールカウンセラーに状況を共有し、客観的な視点で子供の様子を観察してもらうことが重要になります。

さらに、自治体の教育相談窓口や児童相談所、民間の不登校支援団体など、理由がわからなくても利用できる相談先は多く存在します。

一人で抱え込まず、複数の専門家と連携しながら子供を支える体制を整えることが、問題解決への第一歩となるでしょう。

朝起きられない場合は医療機関への相談も検討する

「なんとなく体がだるい」「朝になると頭が痛い」といった症状が続く場合、単なる怠けではなく起立性調節障害の可能性があります。

起立性調節障害は思春期の子供に多く見られる自律神経の病気で、朝起きられない・立ちくらみ・倦怠感などが特徴です。

本人の意志とは関係なく身体症状が現れるため、周囲から誤解されやすい病気でもあります。

以下のような症状が2週間以上続く場合は、小児科や思春期外来のある医療機関への受診を検討しましょう。

  • 朝なかなか起きられず、午前中は調子が悪い
  • 立ち上がった時にめまいや立ちくらみがある
  • 顔色が悪く、食欲不振や頭痛を訴える
  • 午後から夕方にかけて体調が回復する傾向がある

診断には血圧測定や起立試験などの検査が行われ、適切な治療や生活指導を受けることで改善が期待できます。

「気持ちの問題」と決めつけず、医学的な視点からもアプローチすることが大切です。

医師の診断があれば学校側の理解も得やすくなり、子供自身も「自分は怠けているわけではない」と安心できるでしょう。

学校の先生やスクールカウンセラーと情報を共有する

子供が「学校に行きたくない」と訴える背景には、見えない問題が潜んでいる可能性があります。

学校の先生やスクールカウンセラーとの情報共有は、問題解決の重要な第一歩です。

まず担任の先生に連絡を取り、学校での様子を確認しましょう。

授業中の態度、友人関係、休み時間の過ごし方など、家庭では見えない子供の姿を教えてもらえます。

「最近、家で学校に行きたくないと言っているのですが、学校での様子はいかがでしょうか」と率直に相談してみてください。

スクールカウンセラーは、子供の心理面をサポートする専門家です。

保護者だけでの相談も可能なので、「どう接したらいいかわからない…」という不安を抱えている方は、まず親御さんが相談してみるのも良いでしょう。

情報共有する際は、家庭での様子(朝の状態、食欲、睡眠など)を具体的に伝えることが大切です。

学校と家庭の両面から子供を見守る体制を作ることで、適切な支援につながりやすくなります。

連携を取ることで、親だけで抱え込まずに済むという安心感も得られるはずです。

理由がわからなくても利用できる相談窓口を活用する

理由がはっきりしない段階でも、相談できる窓口は複数存在します。

まず、各自治体が設置している「子ども家庭支援センター」や「教育相談センター」では、不登校に関する相談を無料で受け付けています。

「何を相談すればいいのかわからない…」という状態でも、専門の相談員が丁寧に話を聞き、状況を整理する手助けをしてくれるでしょう。

また、24時間対応の「24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)」は、夜間や休日でも利用可能です。

親自身の不安や悩みを聞いてもらうだけでも、気持ちが軽くなることがあります。

さらに、文部科学省が運営する「子どもの人権110番」や、民間団体が提供するLINE相談なども選択肢の一つです。

相談することで、思いがけない視点や情報が得られることもあるため、一人で抱え込まず、早めに専門家の力を借りることが重要といえます。

相談窓口の活用は、子供だけでなく親自身を守る手段でもあるのです。

長期化した場合の親の心構えと「学校以外」の選択肢

不登校が長引くと、親自身も「この先どうなるのか」と不安が募り、つい子供に焦りをぶつけてしまいがちです。

しかし、親が不安定だと子供はさらに自分を責めてしまうため、まずは親自身の心のケアが必要でしょう。

カウンセリングや親の会などを活用し、同じ悩みを持つ仲間と気持ちを共有することで、冷静に子供と向き合える距離感を保てます。

また、学校復帰だけが唯一の道ではないと知ることも重要です。

フリースクールや適応指導教室、オンライン学習など、今は多様な学びの場が整っており、子供の特性やペースに合わせた選択が可能になっています。

「学校に戻ること」をゴールにせず、「子供が安心して成長できる環境」を一緒に探す姿勢が、長期的には子供の自立と回復を支える土台となるのです。

親自身の不安を解消し、子供と適切な距離感を保つ

子供が学校に行けない状況が続くと、親自身も「このままで大丈夫だろうか」「将来はどうなるのだろう」と不安を抱えてしまうでしょう。

しかし、親の不安や焦りは無意識のうちに子供へ伝わり、かえって回復を遅らせる要因になります。

まずは親自身が信頼できる人に悩みを打ち明け、自分の気持ちを整理する時間を持つことが大切です。

同じ経験をした親の会や、専門のカウンセラーに相談することで、客観的な視点を得られるでしょう。

また、子供との距離感を見直すことも重要になります。

心配のあまり過干渉になったり、逆に突き放したりするのではなく、子供の様子を見守りながら必要な時にサポートする姿勢を保ちましょう。

「見守る」とは放置することではなく、子供が安心して過ごせる環境を整えながら、自立への一歩を待つことです。

親が心の余裕を持つことで、子供も安心して自分のペースで回復に向かえるようになります。

フリースクールや適応指導教室など多様な学びの場を知る

学校に行けない状態が続くと「このままで大丈夫だろうか…」と不安になるでしょう。

しかし、学校だけが学びの場ではありません。

全国には、さまざまな理由で学校に通えない子供たちを受け入れる多様な学びの場が存在します。

フリースクールは、民間が運営する学校以外の学びの場です。

子供の興味や関心を尊重したカリキュラムで、自分のペースで学べる環境が整っています。

また、自治体が運営する適応指導教室(教育支援センター)もあります。

こちらは学校復帰を前提としながらも、無理のない範囲で学習や活動ができる公的な支援施設です。

在籍校の出席扱いになるケースも多く、進学への影響を最小限に抑えられるでしょう。

近年では、オンライン学習やホームエデュケーションという選択肢も広がっています。

まずは地域の教育委員会や民間の相談窓口に問い合わせて、実際に見学してみることをおすすめします。

子供に合った環境を見つけることが、前向きな一歩につながります。

「学校に戻ること」だけをゴールにしない未来の描き方

子どもが学校に行けない状態が続くと、「いつまでこの状況が続くのだろう…」と不安になるかもしれません。

しかし、焦って「学校復帰」だけをゴールに設定すると、親子ともに追い詰められてしまいます。

大切なのは、子どもが自分らしく生きていける道を一緒に探すという視点です。

学校は社会とつながる場所の一つですが、唯一の選択肢ではありません。

フリースクールや通信制高校、オンライン学習など、多様な学びの形が広がっている今、子どもに合った環境を選ぶことができます。

また、不登校の経験を経て自分の興味や強みを見つけ、独自の道を切り開いた人も少なくありません。

親としては「普通のルート」から外れることへの不安があるでしょう。

ですが、子どもが安心して過ごせる環境で自己肯定感を育むことこそが、将来の自立につながります。

「学校に戻れたらいいね」という気持ちは持ちつつも、それ以外の可能性にも目を向けて、子どもの未来を柔軟に描いていきましょう。

まとめ:学校に行きたくない理由がわからない時こそ寄り添いを

今回は、お子さんが学校に行きたくないと言い出したものの、その理由がわからず悩んでいる保護者の方に向けて、下記について、解説してきました。

  • 子どもが理由を言えない背景にある心理
  • 学校に行きたくない理由がわからない時の対応方法
  • 親として今日からできるサポート

お子さんが理由を言えないのは、決して親を困らせようとしているわけではありません。

言葉にできないほど複雑な感情を抱えていたり、自分でも理由がわからず混乱していたりする状態なのです。

そんな時こそ、無理に理由を聞き出そうとせず、お子さんの気持ちに寄り添う姿勢が大切でしょう。

これまでお子さんを大切に育ててこられた保護者の方だからこそ、今の状況に不安を感じるのは当然のことです。

焦らず一歩ずつ、お子さんのペースに合わせて進んでいけば、必ず道は開けていきます。

一人で抱え込まず、学校や専門家の力も借りながら、お子さんの笑顔を取り戻していきましょう。

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この記事を書いた人

岡内 大晟のアバター 岡内 大晟 青楓館高等学院 代表

2023年、青楓館高等学院を開校し、代表に就任。社会に開かれた学校教育を目指し、総勢80名の組織を率いる。クラファン支援者220人達成。自治体や大学との共同プロジェクト実績多数。

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