ADHD診断テスト【中学生・高校生】セルフチェックリスト50問

ADHD診断テスト【中学生・高校生】セルフチェックリスト50問

「集中力が続かなくて勉強が手につかない…」「忘れ物が多くて先生や親に怒られてばかり…」このような悩みを抱えている中学生・高校生の方は少なくありません。

もしかしたら、それはADHDの特性が関係しているかもしれません。

この記事では、自分にADHDの傾向があるか気になる中学生・高校生の方に向けて、下記について、解説しています。

  • 自宅で手軽にできるADHD診断テストの方法
  • 50問のセルフチェックリストと評価の見方
  • チェック後に取るべき具体的な行動

ADHDは決して珍しいものではなく、早めに気づいて適切なサポートを受けることで、学校生活や日常生活がぐっと楽になる可能性があります。

このセルフチェックリストは医療機関での診断に代わるものではありませんが、自分の特性を知る第一歩として役立つでしょう。

ぜひ参考にしてください。

目次

今すぐ試せるADHDセルフチェックリストで特性の傾向を知る

自分の行動や感じ方に「もしかしてADHDかもしれない」と思ったとき、まずはセルフチェックリストで自分の特性の傾向を把握することが大切です。

ADHDには大きく分けて「不注意優勢型」と「多動性・衝動性優勢型」、そして両方の特徴を持つ「混合型」の3つのタイプがあり、それぞれ現れる特性が異なります。

例えば、忘れ物が多く集中が続かないタイプもいれば、じっとしていられず思いついたらすぐ行動してしまうタイプもいるでしょう。

セルフチェックリストを使えば、自分がどのタイプの特性を持ちやすいのか、どんな場面で困りごとが起きやすいのかを客観的に見つめ直すきっかけになります。

ただし、セルフチェックはあくまで「傾向を知るための第一歩」であり、医療機関での正式な診断とは異なる点を理解しておくことが重要です。

以下で詳しく解説していきます。

不注意優勢型の特徴とチェック項目

不注意優勢型のADHDは、物事に集中し続けることが難しく、日常生活のさまざまな場面でうっかりミスが目立つタイプです。

授業中に先生の話を聞いているつもりでも、気づくと窓の外を眺めていたり、テスト勉強を始めてもすぐに別のことが気になってしまう経験はないでしょうか。

このタイプの特徴として、以下のような行動パターンが挙げられます。

  • 宿題や持ち物の準備をよく忘れてしまう
  • 話しかけられても上の空で聞いていないように見える
  • 部屋の片付けや整理整頓が極端に苦手
  • 細かい作業でケアレスミスを繰り返す
  • 長時間同じ作業を続けることに強い苦痛を感じる

「また忘れ物をしてしまった…」と自分を責めてしまう方もいるでしょう。

しかし、これは努力不足ではなく脳の特性によるものなのです。

セルフチェックで該当項目が多い場合は、専門家に相談することで適切なサポートを受けられます。

自分の特性を理解することが、前向きな対策の第一歩となるでしょう。

多動性・衝動性優勢型の特徴とチェック項目

多動性・衝動性優勢型のADHDは、じっとしていられない、思いついたらすぐ行動してしまうといった特性が目立つタイプです。

授業中に席を立ってしまう、順番を待つのが苦手で割り込んでしまう、友達の話を最後まで聞かずに自分の話を始めてしまうなどの行動が見られるでしょう。

「また怒られてしまった…」と落ち込む経験が多い方もいるかもしれません。

チェック項目としては、以下のような点が挙げられます。

  • 長時間座っていることが苦痛で、貧乏ゆすりや体を揺らす癖がある
  • 考えるより先に行動してしまい、後で後悔することが多い
  • 会話中に相手の話を遮って自分の意見を言ってしまう
  • 危険な行動や衝動買いをしてしまうことがある

これらの項目に多く当てはまる場合、多動性・衝動性優勢型の傾向が強い可能性があります。

ただし、成長とともに多動性は目立たなくなることもあるため、現在の状態を冷静に振り返ることが大切です。

セルフチェックを行う際の注意点と心構え

セルフチェックリストは、あくまで自分の特性を知るための参考ツールであり、医学的な診断を下すものではありません。

「もしかしてADHDかも…」と不安になっても、チェック項目に多く当てはまったからといって、必ずしもADHDであるとは限らないのです。

思春期特有の心身の変化や、環境的なストレス、睡眠不足などでも似た症状が現れることがあります。

チェックを行う際は、最近1か月程度の自分の様子を振り返り、正直に答えることが大切です。

また、家族や信頼できる友人に客観的な意見を聞いてみるのも有効でしょう。

結果に一喜一憂せず、「自分の困りごとを整理する機会」として前向きに捉えてください。

チェックリストで気になる項目が多かった場合は、それを医療機関や学校のカウンセラーに相談する際の参考資料として活用できます。

自分を責めたり、レッテルを貼ったりするのではなく、より良い生活を送るための第一歩として、セルフチェックを役立ててください。

中学生のADHD診断でよく見られる学校生活のサイン

中学生の時期は、ADHDの特性が学校生活の中で顕著に現れやすいタイミングです。

小学校と比べて授業時間が長くなり、複数の教科担任制になることで、忘れ物や提出物の管理が複雑化するため、ADHD特性を持つ生徒にとっては困難が増す時期と言えるでしょう。

具体的には、授業中にじっと座っていられない、先生の話を最後まで聞けない、教科書やノートを頻繁に忘れるといった行動が目立ち始めます。

また部活動では衝動的な発言でチームメイトとトラブルになったり、友人関係では空気を読めずに孤立したりするケースも少なくありません。

さらに中学生は反抗期と重なる年代のため、単なる反抗なのかADHD特性によるものなのか、保護者や教員が判断に迷うことも多いです。

反抗期は一時的な態度の変化ですが、ADHD特性は継続的で複数の場面で見られる点が大きな違いと言えます。

以下で詳しく解説していきます。

授業中の集中困難や忘れ物の多さ

中学生の授業中に見られるADHD特性として、最も顕著なのが集中力の持続困難です。

授業開始から10分程度は集中できても、その後は窓の外の景色や友人の消しゴムなど、些細な刺激に意識が向いてしまいます。

「先生の話を聞いているつもりなのに、気づくと全く違うことを考えている…」という経験が頻繁にある場合、不注意特性の可能性があるでしょう。

板書を写す作業でも、途中で何度も見失ったり、ノートのどこに書いていたか分からなくなったりします。

忘れ物の多さも典型的なサインです。

連絡帳に書いたはずの持ち物を忘れる、提出物の期限を守れない、教科書を学校に置き忘れるといった行動が週に3回以上繰り返される場合は注意が必要でしょう。

特に複数の教科で同時に課題がある時期は、優先順位をつけられず混乱しがちです。

これらの困難は本人の努力不足ではなく、脳の実行機能の特性によるものと理解することが大切です。

部活動や友人関係でのトラブル事例

ADHDの特性は、部活動や友人関係の場面でも顕著に表れることがあります。

部活動では、チームプレーが求められる球技で「自分の役割を忘れてしまう」「順番待ちができずに割り込んでしまう」といった行動が見られるでしょう。

また、練習スケジュールを把握できず遅刻を繰り返したり、用具の忘れ物が多かったりすることで、顧問の先生や先輩から注意を受ける場面も増えてしまいます。

友人関係では、会話中に相手の話を最後まで聞かずに自分の話題に切り替えてしまったり、思ったことをすぐ口にして相手を傷つけてしまったりするケースがあります。

「また空気読めないって言われた…」と落ち込む経験を重ねる中学生も少なくありません。

約束の時間や場所を忘れてしまい、友達から信頼を失ってしまうこともあるでしょう。

こうしたトラブルが重なると、孤立感を深めたり自己肯定感が低下したりする二次的な問題につながる可能性があります。

反抗期とADHD特性の見分け方

中学生は思春期の真っただ中にあり、反抗的な態度や感情の起伏が激しくなるのは自然な成長過程です。

しかし「これって反抗期なのか、それともADHDの特性なのか…」と迷う保護者の方も少なくありません。

反抗期は一時的な現象であり、多くの場合は親や大人への反発という形で表れます。

一方、ADHD特性による行動は、衝動性や感情のコントロールの困難さから生じるもので、本人も「なぜこうなってしまうのか」と悩んでいることが多いでしょう。

見分けるポイントは、行動の一貫性と場面の広がりです。

反抗期であれば家庭内に限定されることが多いのに対し、ADHD特性は学校や友人関係など複数の場面で同様の困難が見られます。

また、反抗期は意図的な反発ですが、ADHD特性による行動は本人にも制御が難しく、後悔することが頻繁にあります。

どちらか判断に迷う場合は、専門機関への相談を検討してみてください。

適切な理解と支援が、本人の成長を大きく後押しします。

高校生のADHD診断における学習面や進路の課題

高校生になると、ADHDの特性が学習面や進路選択において深刻な影響を及ぼすケースが増えてきます。

中学生までは保護者や教師のサポートで何とか乗り越えられていた課題も、高校では自己管理能力がより強く求められるため、困難が表面化しやすくなるのです。

例えば、大学受験に向けた長期的な学習計画の立案や、複数の課題を同時進行で進める必要性、さらにはアルバイトと学業の両立など、高度なマルチタスク能力が要求される場面が急増します。

加えて、将来の進路を真剣に考える時期でもあるため、自分の特性と向き合わざるを得ない状況に直面し、不安や焦りから二次的な心理的問題を抱えるリスクも高まります。

以下で詳しく解説していきます。

受験勉強や課題提出のスケジュール管理

高校生のADHD特性は、受験勉強や課題提出のスケジュール管理において顕著に表れます。

「提出期限を守れない…」と悩む高校生は少なくありません。

ADHDの特性を持つ高校生は、時間の見積もりが苦手で、課題に取りかかるまでに時間がかかる傾向があります。

また、複数の課題を同時に抱えると優先順位がつけられず、結果的にすべてが中途半端になってしまうケースも見られます。

受験勉強では、長期的な学習計画を立てることが困難で、直前になって焦る状況に陥りがちです。

定期テスト前に一夜漬けを繰り返し、慢性的な睡眠不足に悩む方もいるでしょう。

スケジュール帳やスマートフォンのリマインダー機能を活用しても、設定自体を忘れてしまうという悪循環に陥ることもあります。

こうした困難は、本人の努力不足ではなく、脳の実行機能の特性によるものです。

適切な支援や工夫を取り入れることで、スケジュール管理能力は改善できます。

アルバイトや人間関係で生じる困難

高校生になるとアルバイトを始める人も増えますが、ADHD特性がある場合、職場で予想外の困難に直面するケースが少なくありません。

接客業では複数の注文を同時に覚えられなかったり、レジ操作でミスを繰り返したりすることがあります。

「何度も同じことで注意される…」と落ち込む経験をした方もいるでしょう。

また、シフトの時間を間違えたり、制服を忘れたりといった不注意も目立ちやすくなります。

人間関係においても、衝動的な発言で友人を傷つけてしまったり、約束を忘れて信頼を失ったりする場面が増えがちです。

特にグループでの会話では、相手の話を最後まで聞かずに割り込んでしまい、「空気が読めない」と思われることも。

こうした困難は本人の努力不足ではなく、脳の特性によるものです。

アルバイト先には事前に自分の特性を伝え、メモを取る習慣をつけるなど、具体的な対策を講じることで改善できる部分も多くあります。

周囲の理解と自分なりの工夫が、充実した高校生活につながるのです。

将来への不安と二次障害のリスク

高校生になると、進学や就職など将来の選択肢が現実的に迫ってきます。

「自分は本当にやっていけるのだろうか…」そんな漠然とした不安を抱える方も少なくありません。

ADHD特性がある場合、計画的な進路選択や継続的な努力が求められる場面で困難を感じやすく、その結果として自己評価が低下してしまうことがあります。

特に注意が必要なのは、二次障害と呼ばれる心理的な問題です。

繰り返される失敗体験や周囲からの誤解によって、うつ状態や不安障害、対人恐怖などを併発するリスクが高まります。

二次障害を防ぐためには、早期に適切な支援を受けることが重要です。

自分の特性を理解し、無理のない目標設定や環境調整を行うことで、将来への見通しは大きく変わってきます。

一人で抱え込まず、信頼できる大人や専門家に相談する勇気を持ちましょう。

適切なサポートがあれば、ADHDの特性を持ちながらも充実した未来を築くことは十分に可能です。

詳細なADHD診断50問で自分の傾向を深く分析する

セルフチェックで「もしかして」と感じたら、より詳細な50問のチェックリストで自分の特性を深く理解してみましょう。

50問のチェックリストは、不注意・多動性・衝動性の3つの領域に加え、学校生活や対人関係など日常場面での困りごとを網羅的に確認できる構成になっています。

具体的には、各領域に15問前後が割り振られ、「全くない(0点)」「時々ある(1点)」「よくある(2点)」「いつもある(3点)」の4段階で評価する方式が一般的です。

合計点が高いほどADHD特性が強く表れている可能性があり、特に40点以上の場合は専門機関への相談が推奨されます。

また、総合点だけでなく「どのカテゴリーで点数が高いか」を見ることで、不注意優勢型か多動性・衝動性優勢型か、あるいは混合型かといった傾向も把握できるでしょう。

簡易チェックでは見えなかった細かな特性や、学校・家庭それぞれの場面での困難さの違いも明確になるため、より具体的な対策を考える手がかりになります。

以下で詳しく解説していきます。

50問チェックリストの構成と評価基準

ADHD診断50問は、簡易チェックよりも詳細に特性を把握できるよう設計されています。

このチェックリストは大きく3つのカテゴリーで構成されており、不注意に関する20問、多動性に関する15問、衝動性に関する15問という配分になっています。

各質問には「まったくない(0点)」「ときどきある(1点)」「よくある(2点)」「非常によくある(3点)」の4段階で回答する形式が一般的です。

評価基準としては、不注意カテゴリーで30点以上、多動性・衝動性カテゴリーでそれぞれ22点以上の場合、その傾向が強いと判断されます。

ただし、この評価はあくまで目安であり、医学的診断を代替するものではありません。

「自分の困りごとがはっきりするかもしれない…」と期待する方も多いでしょう。

50問という質問数により、日常生活の様々な場面における行動パターンを多角的に分析でき、自分の特性をより正確に理解する手がかりとなります。

結果を記録しておくことで、医療機関受診時の参考資料としても活用できるでしょう。

「はい」が多いカテゴリーごとの傾向

50問のチェックリストで「はい」が集中しているカテゴリーは、あなたのADHD特性の傾向を示す重要な手がかりとなります。

不注意に関する項目で「はい」が多い場合、計画性や時間管理に課題を抱えやすい傾向があるでしょう。

忘れ物や締め切り遅れが頻繁に起こり、複数のタスクを同時に進めることが苦手かもしれません。

一方、多動性・衝動性の項目に「はい」が集中している方は、じっとしていることへの苦痛や、思いついたことをすぐ行動に移してしまう特性が強い可能性があります。

また、両方のカテゴリーで「はい」が多い混合型の場合、日常生活のさまざまな場面で困難を感じやすいでしょう。

特に10個以上の「はい」があるカテゴリーは、専門家への相談を検討する目安となります。

ただし、これはあくまで傾向を知るためのツールであり、医学的診断ではありません。

結果を冷静に受け止め、自分の特性理解と環境調整のヒントとして活用することが大切です。

簡易チェックと詳細な50問の違い

簡易的なADHDセルフチェックは10~20問程度で構成され、日常生活で気になる症状を短時間で確認できる点が特徴です。

一方、50問の詳細チェックリストは不注意・多動性・衝動性の各領域を細かく分類し、どの特性が強く現れているかを多角的に分析できます。

簡易版では「忘れ物が多い」といった大まかな傾向しか把握できませんが、詳細版では「約束を忘れる」「物の置き場所を忘れる」など具体的な場面ごとに評価するため、自分の苦手分野をより正確に理解できるでしょう。

また50問形式は回答に一貫性があるか確認しやすく、その日の気分に左右されにくい利点もあります。

「自分の特性をしっかり知りたい」と考えるなら、時間をかけて詳細版に取り組む価値は十分にあるでしょう。

ただし質問数が多いと集中力が途切れやすいため、複数回に分けて回答しても構いません。

簡易版で気になる結果が出た方は、次のステップとして50問チェックを試してみることをおすすめします。

ADHD診断テストの結果を踏まえた病院受診の目安

セルフチェックで「はい」の数が多かった方や、日常生活に支障が出ていると感じる場合は、専門医への相談を検討しましょう。

受診の目安としては、学校の成績が著しく低下している、友人関係のトラブルが頻繁に起こる、家族との衝突が絶えないなど、複数の場面で困難を抱えている状況が挙げられます。

また、本人が「生きづらさ」を強く感じていたり、不安や抑うつ気分が続いている場合も、早めの受診が望ましいでしょう。

ADHDは適切な診断と支援によって、特性と上手に付き合いながら充実した生活を送ることが可能です。

「もしかして」と思ったら、一人で悩まず専門家の力を借りることが大切です。

以下で、具体的な受診のタイミングや医療機関での検査内容、周囲への相談方法について詳しく解説していきます。

精神科や心療内科を受診すべきタイミング

セルフチェックで気になる結果が出たとき、「病院に行くべきなのかな…」と迷う方も多いでしょう。

受診を検討すべきタイミングは、日常生活に明確な支障が出ている場合です。

具体的には、忘れ物や遅刻が頻繁で成績が著しく低下している、友人関係のトラブルが続いて孤立している、課題提出ができず進級が危ぶまれているなどの状況が挙げられます。

また、本人が強い不安や落ち込みを感じている場合も、早めの受診が望ましいでしょう。

ADHDの特性自体は個性ですが、それによって自己肯定感が下がったり、うつ症状などの二次障害が現れたりする前に専門家のサポートを受けることが重要です。

チェックリストで多くの項目に該当し、かつ生活の質が低下していると感じたら、精神科や心療内科、児童精神科の受診を検討してください。

早期の相談により、適切な環境調整や対処法を知ることができ、学校生活がより過ごしやすくなります。

医療機関で行われる正式な検査の流れ

セルフチェックで「もしかしてADHDかもしれない…」と感じたら、医療機関での正式な検査を検討しましょう。

病院では、まず問診票の記入と医師との面談から始まります。

生育歴や現在の困りごと、学校での様子などを詳しく聞き取るのです。

次に心理検査として、WAIS-ⅣやWISC-Ⅴといった知能検査を実施。

これらの検査では、言語理解や処理速度など認知機能のバランスを測定します。

さらにCAARS(成人ADHD評価尺度)やADHD-RS(評価スケール)を用いて、症状の程度を数値化していくでしょう。

保護者や教師からの情報提供も重要な判断材料となります。

検査は複数回に分けて行われることが多く、初診から診断確定まで1~3か月程度かかるケースも珍しくありません。

結果をもとに医師が総合的に判断し、DSM-5の診断基準に照らし合わせて正式な診断を下します。

診断後は、必要に応じて薬物療法やカウンセリングなど、適切な支援方法を一緒に考えていくことになるのです。

親や先生への相談方法と伝え方

セルフチェックで気になる結果が出たとき、「親にどう伝えればいいんだろう…」と悩む方は多いでしょう。

まずは冷静に自分の困りごとを整理することから始めます。

「忘れ物が多くて困っている」「授業に集中できず成績が下がっている」など、具体的なエピソードをメモしておくと伝わりやすくなるでしょう。

親への相談は、落ち着いた時間を選び「最近困っていることがあって相談したい」と切り出すのが効果的です。

感情的にならず、事実ベースで話すことを心がけましょう。

先生への相談では、保健室の先生やスクールカウンセラーが相談しやすい窓口となります。

担任の先生に直接話す場合は「授業中の様子で気になることはありますか」と客観的な意見を求める形も有効です。

相談時にはセルフチェックの結果を持参すると、具体性が増して理解を得やすくなります。

医療機関の受診を希望する際は「専門家の意見を聞きたい」という前向きな姿勢で伝えることが、周囲の協力を得る鍵となるでしょう。

ADHDセルフチェックリストを活用した環境調整と工夫

ADHDの特性があっても、適切な環境調整や工夫を取り入れることで、学校生活や日常生活をぐっと過ごしやすくできます。

セルフチェックで自分の傾向を把握したら、次は具体的な対策を講じる段階でしょう。

例えば、学校では合理的配慮を受けられる制度があり、座席位置の調整やテスト時間の延長といった支援が可能です。

また、スマートフォンのリマインダーアプリやタイマー機能を使えば、忘れ物や時間管理の困難を軽減できます。

視覚的にわかりやすいチェックリストや付箋を活用すれば、やるべきことを整理しやすくなるでしょう。

大切なのは、自分の特性を「欠点」ではなく「個性」として捉え、前向きに向き合う姿勢です。

ADHDの特性には創造性や行動力といったポジティブな面も多く含まれています。

以下で詳しく解説していきます。

学校で受けられる合理的配慮について

ADHDの特性がある中学生や高校生にとって、学校生活での困難を軽減するために「合理的配慮」という制度が用意されています。

合理的配慮とは、障害のある生徒が他の生徒と平等に教育を受けられるよう、学校側が個別のニーズに応じて提供する支援のことです。

具体的な配慮内容は学校や本人の状況によって異なりますが、以下のような支援が受けられる可能性があります。

  • 座席を前方や窓際に配置して集中しやすい環境を整える
  • テストの時間延長や別室受験を認める
  • 板書の撮影やプリント配布で情報の取りこぼしを防ぐ
  • 提出物の期限を個別に調整する

合理的配慮を受けるには、まず保護者と一緒に担任や養護教諭、スクールカウンセラーに相談することから始めましょう。

医師の診断書があると配慮を受けやすくなりますが、診断がなくても困りごとを具体的に伝えることで、学校側と相談しながら必要な支援を検討できます。

「周りに迷惑をかけるのでは…」と遠慮する必要はありません。

自分に合った環境で学ぶことは、あなたの権利なのです。

勉強や生活習慣を改善する具体的なツール

ADHDの特性がある中学生・高校生にとって、日々の勉強や生活習慣の改善には適切なツールの活用が欠かせません。

まず注目したいのが、スマートフォンのリマインダーアプリやタイマー機能でしょう。

「また宿題を忘れてしまった…」という経験がある方は、提出期限の3日前・1日前・当日朝の3段階でアラームを設定すると効果的です。

視覚的なサポートとしては、ホワイトボードやコルクボードを机の前に設置し、やるべきことを付箋で貼り出す方法が有効といえます。

色分けすることで優先順位も一目で把握できるでしょう。

時間管理が苦手な場合は、タイムタイマーという残り時間が視覚的に分かる専用ツールもおすすめです。

生活習慣の改善には、チェックリスト式の習慣トラッカーアプリが役立ちます。

歯磨き・入浴・明日の準備など、毎日のルーティンをチェック項目として登録し、達成感を積み重ねることでモチベーションも維持しやすくなります。

こうした具体的なツールを組み合わせることで、自分に合った環境を少しずつ整えていけるはずです。

自分の特性とポジティブに向き合うために

ADHDの特性を知ることは、決してネガティブな作業ではありません。

自分の得意なことや苦手なことを理解すれば、無理に周囲に合わせようとして疲弊することも減るでしょう。

まず大切なのは、ADHDの特性を「個性」として受け入れる視点です。

集中力が続かない一方で、興味のある分野では驚くほどの集中力を発揮できる方もいます。

また、衝動的に行動してしまう特性は、フットワークの軽さや決断力の速さという長所にもなります。

セルフチェックで見えてきた自分の傾向を、まずは客観的に眺めてみましょう。

次に、自分に合った環境や工夫を見つけることが重要になります。

  • タイマーやアプリを使った時間管理
  • 視覚的なリマインダーの活用
  • 得意分野を活かせる進路選択

こうした工夫を積み重ねることで、日常生活の困難は大きく軽減されます。

「自分はダメだ」と責めるのではなく、「こうすればうまくいく」という前向きな視点を持つことで、ADHDの特性とポジティブに向き合えるようになるでしょう。

まとめ:ADHD診断テストで自分を知ろう

今回は、中学生・高校生でADHDかもしれないと不安を感じている方に向けて、下記について、解説してきました。

  • 自宅で手軽にできるADHD診断テストの方法
  • 50問のセルフチェックリストと評価の見方
  • チェック後に取るべき具体的な行動

ADHDの特性は、決して「悪いこと」ではありません。

集中力が続かない、忘れ物が多い、衝動的に行動してしまうといった特性は、適切なサポートを受けることで、日常生活での困りごとを減らせます。

今回のセルフチェックで気になる項目が多かった方は、ぜひ保護者や学校の先生に相談してみてください。

これまで「自分はダメな人間だ」と思っていた方も、実はADHDの特性が原因だったと分かれば、自分を責める必要はなくなります。

これからは自分の特性を理解し、得意なことを伸ばしながら、苦手なことには工夫やサポートを取り入れていけば、きっと充実した学校生活を送れるはずです。

勇気を出して一歩を踏み出し、自分らしい毎日を実現していきましょう。

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この記事を書いた人

岡内 大晟のアバター 岡内 大晟 青楓館高等学院 代表

2023年、青楓館高等学院を開校し、代表に就任。社会に開かれた学校教育を目指し、総勢80名の組織を率いる。クラファン支援者220人達成。自治体や大学との共同プロジェクト実績多数。

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