「朝が辛くて学校に行けない日が増えてきけど、高校はどうしよう…」「公立高校では体調管理が難しそうだけど、他に選択肢はあるのかな」
起立性調節障害を抱える生徒さんにとって、高校選びは将来を左右する重要な決断になります。
そこで注目したいのが、午後からでも通学できる通信制高校という選択肢です。
この記事では、起立性調節障害で体調管理に不安を抱える方に向けて、下記について詳しく解説していきます。
- 起立性調節障害に対応した高校選びの重要性
- 高校選びのポイント
- 起立性調節障害に対応した高校選びの実例
起立性調節障害の治療と学業の両立に悩んでいる方も、自分のペースで学べる環境が見つかるはずです。
通信制高校で充実した高校生活を送るためのポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
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起立性調節障害に対応した、学校選びが重要

起立性調節障害(OD:Orthostatic Dysregulation)とは、血管や心臓といった循環器系の自律神経系(生命維持に必要な体内の働きを自動的に調節してくれる神経のことで、交感神経系と副交感神経系に分かれる)の機能不全が主な原因で発症する病気です。
起立時に、頭痛やめまい、倦怠感などの症状が見られます。思春期に発症しやすく、身体の成長と急激な変化に伴う疾患のため、誰しもなりうる病気で、中学生の10人に1人がかかっていると言われています。
成長とともに自然に改善することが多い病気ですが、学校生活に大きな影響を与える可能性があります。
例えば朝型の生活リズムを強いられる全日制高校では、体調管理が難しくなることがあります。そのため、午後からの登校が可能な通信制高校や、自分のペースで学習を進められる定時制高校など、柔軟な学習スタイルを選択できる進学先を検討することが重要です。
以下で詳しく解説していきます。
高校選びのポイントは、学校対応・配慮と将来の進路選択

起立性調節障害を抱える生徒にとって、高校選びは将来の学びと健康管理を両立させる重要な岐路となります。
通学時間や授業スケジュール、学校の支援体制など、様々な要素を総合的に検討することで、体調に合わせた学習環境を整えることができるでしょう。
例えば、午前中の体調が優れない生徒の場合、午後からの登校が可能な通信制高校や定時制高校が選択肢として挙げられます。ICTを活用した遠隔授業やレポート学習を取り入れている学校では、体調に合わせて柔軟に学習を進められるメリットがあります。
また、保健室の整備状況やカウンセラーとの連携体制が整っている学校を選ぶことで、体調不良時にも適切なサポートを受けられます。医療機関との連携実績がある学校であれば、より安心して通学することができるでしょう。
以下で、各学校の特徴と選び方のポイントを詳しく解説していきます。
通信制高校は、起立性調節障害を抱える生徒の理想な選択肢
通信制高校は、起立性調節障害を抱える生徒にとって理想的な選択肢の1つです。
通信制高校は、自分のペースで学習を進められる柔軟なカリキュラムが最大の特徴です。登校日数は年間10〜30日程度と少なく、朝型の生活リズムに無理に合わせる必要もありません。
青楓館高等学院のように、オンラインでの学習に力を入れている学校も増えてきました。自宅でスマートフォンやパソコンを使って授業を受けられるため、体調が優れない日でも学習を継続できます。
また、レポート提出やテストの日程も比較的融通が利くので、体調管理がしやすい環境といえるでしょう。さらに、不登校経験者や体調面で悩みを抱える生徒が多いため、教職員の理解も深いのが特徴的です。
同じような境遇の仲間と出会える機会も多く、精神的なサポートも充実しています。
進路選択の幅も広く、大学進学を目指す生徒も年々増加傾向にあるため、将来の選択肢を狭めることなく学びを深められる環境が整っているのです。
全日制の高校と定時制の高校の違い
全日制と定時制の高校では、授業時間帯や学習スタイルに大きな違いがあります。
全日制高校は午前8時30分から午後3時30分頃まで通学し、1日6〜7時限の授業を受けるのが一般的でしょう。一方の定時制高校は、午後1時から午後5時頃までの昼間部や、午後5時30分から午後9時頃までの夜間部など、柔軟な時間帯で学べます。
起立性調節障害の生徒にとって、朝型の生活が難しい場合は定時制高校が選択肢になるかもしれません。定時制高校では、1日4時限程度の授業を4年間かけて学習するため、体調に合わせて無理のないペースで単位を取得できるメリットがあります。
また、定時制高校には少人数制のクラス編成を採用している学校が多く、一人ひとりの体調や学習進度に配慮した指導を受けられます。さらに、定時制課程では働きながら学ぶ生徒も多いため、体調管理を含めた自己管理能力を身につけやすい環境が整っているのが特徴です。
起立性調節障害に対応した高校選びの実例

起立性調節障害を持つ生徒の高校選びでは、実際の成功例を参考にすることが重要です。
多くの生徒が通信制高校を選択し、自分のペースで学習を進めながら、高校生活を充実させています。特に午前中の体調が優れない生徒にとって、午後からの登校が可能な通信制高校は、学業の継続に大きな助けとなっています。

例えば、青楓館高等学院に通うAさんは、午後1時からの登校で週3日の通学スケジュールを組み、空き時間にはオンライン学習を活用しています。



また、Bさんは、体調の良い日に集中して登校し、体調が優れない日はオンラインで授業を受けることで、無理なく単位を取得しています。
このように、通信制高校では一人一人の状況に合わせた柔軟な学習プランを立てることができます。
以下で、通信制高校に通う生徒の具体的な体験談と、公立高校での対応事例について詳しく解説していきます。
青楓館高等学院に通う生徒の体験談
起立性調節障害を抱える高校生のAさんは、青楓館高等学院での学びを選択しました。
朝型の生活が難しい症状に合わせて、午後からの学習に取り組んでいます。
青楓館高等学院に通うBさんは、オンラインでの授業受講を活用し、体調に応じて柔軟に学習時間を調整できることにメリットを感じているそうです。スクーリングは月に2回程度で、体調の良い日に合わせて参加できる仕組みを取り入れています。通学時の体調不良を心配していた生徒も、このような柔軟な学習システムによって安心して学校生活を送れるようになりました。
体調に応じた授業参加の調整など、きめ細かなサポート体制を整えて、生徒一人ひとりの状況に合わせた個別対応により、学習意欲の維持と体調管理の両立を実現しています。
起立性調節障害の症状と付き合いながら、自分のペースで学習を進められる環境は、多くの生徒にとって心強い味方となっています。
青楓館高等学院での経験を通じて、将来の進路選択の幅も広がりました。
青楓館高等学院に通う生徒に聞いてみました「K.Aさん」


元々、目立ちたがり屋な性格なので、活発で好奇心旺盛なタイプです。
高校1年生の時に、「寝れない」ことに違和感を感じるようになりました。夜寝れずに、寝るのは明け方になってからというように生活習慣が乱れていきました。それから、全日制の高校に通うことができなくなりました。
友人の紹介で、青楓館に来てから学校楽しくて無理矢理10時から学校に行くようになったので疲れて寝れるようになったのでだいぶ治ってきました!でもたまに精神状態が乱れたら、寝れなくなります笑
学校を変えてから全部が変わって、価値観も全て180度変わりました。
人との接し方とか自分に対して、もっと知りたくなって考えるようになりました!


青楓館高等学院に通う生徒に聞いてみました「Y. Kさん」


妥協が許せず、理想がとてつもなく高い性格です。時にストレスを吐き出せず、抱え込んでしまうこともあります。
徐々に朝から起きれなくなり、だんだん学校に遅刻する日が増えていったことがきっかけで起立性調節障害に気づきました。今思えば、電車に酔いやすくなったり、めまいや耳鳴りが多くなったことも前兆としてあったように思います。
それから、起立性調節障害を克服するために、水をたくさん飲むように心がけました。元々、水を飲む量が少なすぎたとも感じています。あとは、とにかく気持ちを楽にさせることを意識しました。ストレスをなくすことに全てを注ぎました。
私がした3つのこと
- 引きこもりたいってなったら何も考えずにベットにうずくまって、外の世界と遮断する感じでぼーっとする(引きこもりたいっていう気持ちは悪いことじゃない、押さえ込むべきじゃない)
- 相談する。思うことを口に出す。
- 心の余裕を持たせるために趣味を作る、楽しむ。
第一優先は自分であり、自分を知ることはとても大切です。
自己分析のすべを磨き、人生を上手い塩梅で生きていくように意識しながら、何事も取り組めるようサポートしてくれる学校に入学できてよかったと思います。
起立性調節障害に関するよくある質問


起立性調節障害を抱える生徒やその保護者から、高校生活に関する不安や疑問が多く寄せられています。
進学後の学校生活や体調管理について心配する声が多いのは、これまでの生活リズムが大きく変わることへの不安が大きな要因となっています。
例えば、「朝は体調が悪くて授業に出られないのでは?」「体育の授業は休んでもいいの?」「テスト期間中の体調管理はどうすればいい?」といった具体的な質問が数多く寄せられます。また、「友人関係を築けるか」「進路選択に影響はないか」といった不安の声も少なくありません。
そこで以下では、起立性調節障害を持つ生徒とその保護者から多く寄せられる質問について、解説していきます。
進学先選びで注意することは?
起立性調節障害がある生徒の進学先選びでは、自分の体調に合った学習環境を第一に考えましょう。
通学時間が長いと体力的な負担が大きくなるため、自宅から1時間以内の学校を候補にするのがベストです。登校時間が早い学校は避け、9時以降に始業する高校を探すことをお勧めします。
学校の設備面では、保健室やスクールカウンセラーの常駐状況を必ずチェックしてください。体調不良時に休憩できるスペースの有無も重要なポイントとなります。起立性調節障害への理解がある教職員がいるかどうかも、事前に確認すべき事項でしょう。
不登校経験のある生徒の受け入れ実績や、ICTを活用した学習支援体制も見逃せないポイントです。Chromebookやタブレットを使用した自宅学習が可能な学校なら、体調が優れない日でも学習を継続できます。オンライン授業や課題提出の柔軟な対応があれば、学習の遅れを最小限に抑えられるでしょう。
学校見学やオープンスクールには必ず参加し、実際の雰囲気を体感することが大切です。在校生や卒業生の体験談を聞くことで、より具体的なイメージが掴めるはずです。
進路選択は焦らず、じっくりと検討を重ねていきましょう。
起立性調節障害でも安心して通える高校選び
今回は、起立性調節障害で体調管理に不安を抱える方に向けて、下記について詳しく解説していきます。
- 起立性調節障害に対応した高校選びの重要性
- 高校選びのポイント
- 起立性調節障害に対応した高校選びの実例
起立性調節障害を抱える生徒にとって、朝型の生活リズムを強いられる全日制高校は大きな負担となります。そんな中で、通信制高校は柔軟な時間割と個別対応が可能な学習環境を提供してくれる理想的な選択肢でしょう。
これまで朝の体調不良に悩まされ、学校生活に不安を感じていた方も、通信制高校なら自分のペースで学習を進められます。
起立性調節障害は決して珍しい症状ではなく、適切な環境さえ整えば充実した高校生活を送ることが十分可能なのです。
お子様の体調と相談しながら、無理のない範囲で学校見学を行うことをお勧めします。
必ず、お子様に合った理想の学習環境が見つかるはずです。
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