青楓館高等学院が学期末に実施する成果報告会「楓杯」。
マイプロ活動やPBL活動を通して、生徒が主体的に社会とつながる力を養う学びの集大成として、当日は200人を超える方々にご参加いただきました。
今回は個人部門に登壇した7人の生徒たちのBefore / Afterに注目。
彼らにどんな転機が訪れ、どんな新しい自分に出会ったのか、その軌跡をご紹介します!

イラストは言葉を超える。アートで世界へ羽ばたく
Before / 転機
イラストを描き始めた原点は、小学6年生の頃に友達をモデルにして作ったキャラクターでした。絵を描き続けていく中で訪れた海外関係のイベントで、言語が通じなくても作品を通して心が通じ合う瞬間に直面。「僕の絵は言葉を超えられる」と確信したことが、彼の背中を大きく押しました。
After
「BOKUの個展」をカフェで開催するまでに成長。さらに「トビタテ!留学JAPAN」に見事合格し、大好きなものがつまったイギリスへ、アートを学ぶための留学へと旅立ちます。


教員からのコメント

自分の殻に閉じこもっていた時期を抜け出し、今では自分の作品で多くの人を笑顔にしています。イギリスという新たな舞台で、彼のアートがさらに彩り豊かに進化していくのが本当に楽しみです!
挫折から這い上がる。第3の居場所創出への挑戦
Before / 転機
自身の不登校経験から「第3の居場所」となる学生団体「Wood leaf」を設立。高校生での日本一周を目指しクラウドファンディングに挑戦するも、失敗に終わり暗黒の1ヶ月を過ごします。
After
仲間の支えで再び立ち上がった彼は、神戸市や洲本市の行政と連携するまでに活動を広げました。現在はAI学習プラットフォーム「ReadMark」のチームにも参画し、起業家として力強く前進しています。


教員からのコメント

クラウドファンディングでの失敗という大きな壁にぶつかりながらも、そこから逃げずに這い上がってきた精神力には脱帽です。逆境をバネに、社会へ飛び込んでいく行動力は学院の誇りです。
スマホ依存からの脱却。「ナッジ」で自分をデザインする
Before / 転機
宿題ができず不登校気味になり、1日13時間以上のスマホ依存に陥っていました。しかし、行動経済学の「ナッジ(環境を整えて自然と行動を導く仕組み)」に出会い、意志の弱さではなく「やり方」の問題だと気づきます。
After
自ら英単語学習アプリ「Lune」を開発し、スクリーンタイムを大幅に削減することに成功。デジタルデトックスを周囲にも広め、現在は慶應義塾大学SFCへの進学という高い目標を掲げて努力を続けています。


教員からのコメント

自分の弱さを客観的に分析し、仕組みで解決しようとする発想力が見事です。開発したアプリは周囲にも良い影響を与えており、SFCへの挑戦も教員一同、全力でサポートしていきます。
孤独からの脱却。ジョージアへのコミュニケーション修行
Before / 転機
中学・高校初期は不登校で、人との関わりを避けていました。しかし、沖縄PBLなどでの経験を通じ、自己開示や言語化力といった「コミュニケーション能力」を磨くことの重要性に直面します。
After
自分をさらに成長させるため、誰も助けがない環境への留学を決意。選んだ舞台はジョージア。現地の宴会文化「スプラ」などを通じて、言葉や文化の壁を越えたコミュニケーション力の獲得に挑みます。


教員からのコメント

かつては人付き合いを極端に避けていた彼が、自ら過酷な異国の地へ飛び込もうとしている姿に胸が熱くなりました。ジョージアでの経験が、彼を逞しいグローバルリーダーにしてくれると確信しています。
「時間がない」の錯覚を乗り越え、文武両道を体現
Before / 転機
PBLや陸上競技などを詰め込みすぎた結果「時間がない」と錯覚し、成績も陸上のタイムも落ち込んでしまいました。そこで、目標を周囲に宣言し、仲間や家族に背中を押してもらう仕組みを作りました。
After
生活を見直して週5回の練習を再開した結果、陸上100mで自己ベストに近いシーズンベスト11秒09を記録。2年ぶりとなる全国大会出場を見事に決め、さらにニュージーランド留学にも挑戦し、多方面で全力投球しています。


教員からのコメント

タイムマネジメントの壁にぶつかりながらも、周囲を巻き込んで見事に克服しました。文武両道を体現し、全国大会という結果で証明してみせた彼の姿は、多くの生徒の憧れとなっています。
過去を乗り越え、社会課題解決へ
Before / 転機
家庭トラブルから、髪も切らず引きこもる日々を送っていました。しかし、青楓館やzenkai:projectとの出会いが彼の自信を取り戻すきっかけとなります。
After
日本の深刻な社会課題であるギャンブル依存症に着目。16タイプの「ギャンブル性格タイプ診断サイト」を開発し、SNSでの発信やNPO法人との連携を通じて、依存症者を減らすための活動に全力を注いでいます。


教員からのコメント

苦しい過去に押しつぶされることなく、その経験を社会課題の解決へと昇華させた強さに感銘を受けました。彼が立ち上げたプロジェクトは、必ず多くの人を救う希望の光になるはずです。
他人の期待という「操り人形」からの脱却。自分らしさを取り戻し、海外大学へ
Before / 転機
5人兄弟の次女として育ち、周囲の期待に応えようと勉強に打ち込むあまり、限界を迎えて人間不信に陥っていました。青楓館に入学後も極度な人見知りや吃音で馴染めずにいましたが、「英語を話したい」「海外に行きたい」という強い思いが彼女の心を動かします。
After
海外での経験を通じて「生きていて楽」だと感じ、自分を許せるようになりました。他人の目を気にする「承認欲求モンスター」から見事に脱却し、本来の活発な笑顔を取り戻した彼女は、国内大学から「海外大学進学」へと大きな進路変更を決断しました。


教員からのコメント

入学当初は周囲の目を気にして萎縮していた彼女ですが、海外という広い世界に出会ったことで、本来の明るい姿を取り戻しました。他人の期待ではなく、自分の意志で「海外大学進学」という大きな決断を下した彼女の今後の飛躍を、心から応援しています!

