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【株式会社i-plug 代表取締役 CEO 中野智哉 INTERVIEW】自分だけのモチベーションの見つけ方。エネルギッシュに行動し続けるために大切なこととは。

CROSS TALK

自分だけのモチベーションの見つけ方

中野智哉

株式会社i-plug代表取締役CEO

野口満理奈

同志社大学政策学部4年生認定NPO法人Dialogue for Peopleインターン

現在、新卒オファー型就活サービスとして成長を続けるOfferBox。累計19,000社以上の企業が登録し、2025年卒の学生の登録数は20万人を超える(2024年9月末時点)サービスを立ち上げられた中野社長に、ご自身の学生時代のことや、高校生に向けたメッセージをお伺いしました。

中野 智哉(なかの ともや)
1978年兵庫県生まれ。 2001年中京大学経営学部経営学科卒業。
2012年グロービス経営大学院大学経営研究科経営専攻修了(MBA)。
株式会社インテリジェンス(現パーソルグループ)で10年間求人広告市場で法人営業を経験。 2012年4月18日に株式会社i-plugを設立し、代表取締役CEOに就任。

インタビュアー:野口満理奈(のぐちまりな)
同志社大学政策学部4年生。認定NPO法人Dialogue for Peopleインターン。
「人にも地球にもやさしい暮らし」をテーマに、環境問題や社会課題に対しての身近なアクションを個人のSNSで発信。

テニスに没頭した学生時代

野口

はじめに、中野さんの高校時代についてお伺いできますか?

中野

私は、兵庫県の田舎で、山と自然に囲まれて過ごしていました。
実は、中学2年生くらいの頃から、しっかりと勉強をした記憶はありませんね。

野口

勉強が嫌いだったのですか…?

中野

面白みを感じず、全く勉強をしなくなりました。
ただ勉強のなかで数学だけはすごく好きだったので、テストを受ければ、算数と数学は学年トップ、他の教科はほぼ最下位という感じでした。数学以外は授業に集中せず、勉強もしていなかったので、テストもでたらめに受けていましたね。

野口

数学以外の勉強が好きでないと思われた理由はありますか?

中野

すごくシンプルで、「面白くなかったから」です。
高校からは部活動でテニスをはじめて、テニスに面白みを感じていました。テニスをするために学校に通っていたようなものでした。

野口

テニスですか!テニス部にはどうして入られたのですか?

中野

同じ学校に進学した友人がテニス部に入るといったからです。私自身中学時代はバレー部だったので、テニスは未経験からのスタートだったのですが、始めるとすごく楽しかったことを覚えています。今でもテニスは趣味でずっと続けています。

野口

中野さんは当時、どのような生徒でしたか?

中野

クラスのツッコミ担当でしたね。関西出身だっただけでなく、当時はお笑いがブームになり始めている時期でもあり、ボケかツッコミかを選ぶ風潮みたいなものがありました。みんなボケ担当になろうとするなか、なぜだか私はツッコミを選びました。結果、毎日何十人もツッコミ続けることに。

野口

そうなのですね!話を聞いているだけでも高校生時代のとても楽しい雰囲気が伝わってきます。
中野さんが高校時代に特に印象に残っているエピソードなどはありますか?

中野

部活の引退試合です。実は引退試合直前にペアがいなくなってしまい、試合に出場することができなかったのです。3年生の5月に引退の大会があったのですが、ペアがいなくなったのが、2ヶ月前の3月。とても心残りのある終わり方になってしまったのです。

野口

中野さんにそのような過去があったのですね…。そうした心残りがあったことも、高校を卒業してからもテニスを続けられた理由のひとつなのでしょうか。

中野

そうですね。それだけでなく、純粋にテニスが好きだという気持ちもあって、大学生に行ってからも硬式テニスサークルで活動を続けました。

野口

それでは、大学生活についてお伺いできればと思います。
先ほど、数学が好きだったというお話がありましたが、中野さんは経営学部に進学されていますよね?それはどうしてですか?

中野

父親の影響が大きかったです。私の父は起業家で、小中学生の頃は、「社長の息子だ」という実感を持っていなかったですが、すごく影響されていたのだと思います。できるのであれば、起業をしたいなとひそかに思っていましたね。

野口

そうだったのですね。経営学部での勉強はどうでしたか?

中野

実は大学時代でもテニス、そして新たに麻雀に熱中しはじめ、テニスと麻雀ばかりの毎日でした。

野口

数学とテニス、麻雀がお好きということですが、好きだと感じることに何か共通点はありますか?

中野

共通点ではないのですが、昔から好きだと思ったことにはとにかく没頭する性格だったのだと思います。他のことは何も手につかないぐらいそれしかやらなくなる性格です。

中野

大学に通っていた当時は週4,5日テニスをして、誘ってもらった飲み会や遊びにもNOと言わずにすベて参加。真面目に通学しない日々を過ごしていたので、3年生の終わりを迎える時点では単位のほとんどを取得していませんでした。慌てて4年生時に単位を取得して、ギリギリで卒業しましたね。周りからは、「よく卒業できたね」と口を揃えて言われていました。

野口

中野さんが当時を振り返られて、学生当時のご自身に向けて、そして今学生生活を送っている高校生に向けて、大切にしてほしいというものがあれば教えていただけますか?

中野

「こうしなきゃいけない」と思い取り組むのと、「これをやりたい」と思い取り組むことの違いは伝えたいですね。それぞれにかけるパワーが全然違います。やりたいことだけをやるという訳ではありません。「これをやりたい」という気持ちと「やった方がいい」という気持ちが合致すると、すごく良いパワーを発揮できると思います。
しかし、中高生の間は「やらなければいけないこと」ばかりに目を向けてしまいますよね。だからこそ、「やりたいこと」かつ「やった方が良いこと」に出会うことができたら、全力で取り組んでください。ぜひ自分自身が没頭できることを見つけてほしいなと思います。

高校生に伝えたいこと
「やりたいこと」であり、「やった方が良いこと」でもあることを見つけてほしい。そしてそれに全力で取り組んでほしい。

またもや挫折。大学時代とその後

野口

大学でのサークルのエピソードも聞かせていただけますか?

中野

私が入っていたテニスサークルは、比較的強い選手が多かったのです。高校時代の悔しい経験もあったので、大学では「絶対に団体戦に出場したい!」という強い気持ちを持っていました。自分の活躍できるポジションを見極め、とにかく練習に明け暮れていました。練習を積み重ねた結果、ついに団体戦のメンバーに選ばれたのです。

野口

おおお、遂に!

中野

嬉しかったのも束の間、そのタイミングで膝が限界を迎え、前十字靭帯を損傷してしまったのです。筋力を元に戻すために、かかると言われた時間は最低でも約1年半。誰のせいでもないなか、またもや目標としていた大会に出られなくなってしまったのです。
その悔しさもあって、今もテニスを続けていますね。

野口

そういった背景があって今も続けられていらっしゃるのですね。
卒業してから、学生時代の友人と当時のお話をされることもありますか?

中野

あります。当時を知っている大学の友人にしてみれば、私が会社を経営しているということが信じられないそうです。ついこの間もサークルの仲間に言われましたよ。

起業のきっかけは仕事を辞めたこと

野口

大学を卒業されたあとは、どのようなキャリアを歩まれたのですか?

中野

大学時代は就職活動をしていなかったので、卒業してから会社を探しました。卒業してから約2ヶ月後に入社した会社がブラック企業で、すぐに退職をしました。そこから約10ヶ月ニート生活がスタートしました。

野口

その後はどうされたのですか?

中野

新たに入った会社では営業職につきました。その会社で仕事の面白さに気づけたことが私のなかでの転換期になりました。
会社には500人ほど営業担当がいたのですが、営業成績はダントツの最下位。さすがに悔しく、そこからがむしゃらに働きはじめました。

中野

少しずつ成果が出始め、やがて全国の営業のなかでTOP10入りを果たし、営業として成果を上げ続けていた頃にやってきたのがリーマンショックです。会社からは残業を減らすことを求められ、これまで仕事一筋だった私は家に帰ってもやることがありませんでした。そんな時にビジネススキルを身につけようとグロービス経営大学院に通い始めました。

中野

ここでの出会いが私の人生を大きく動かしてくれました。
大学院には東証一部上場企業の役職者ばかりが集まっていて、このままでは一生彼らには追いつけないと、焦って勉強をスタートしました。

野口

この大学院での勉強を面白いと感じられたのですか。

中野

大学院での学びの時間はとても楽しかったです。ここでの学びは、すぐに仕事に活かせるものばかりで、周囲の人の姿勢にも刺激をうけました。そして私は、グロービスで出会った仲間2名と2012年の4月に株式会社i-plug(アイプラグ)を設立しました。

昔から変わらず大事にされている両親からの教え

野口

中野さんがこれまでを振り返られて、学生時代も、起業をされて仕事をしている今現在も、ずっと変わらず大切にされている価値観などはありますか?

中野

小さい時に両親から言われたことを、ずっと大切にしています。母からは愛情が大事だと言われ、常にニコニコする性格につながりました。そして父親からは、知的好奇心を持てと言われ、ワクワクと感じるものを徹底的にすることを大事にしてきました。

中野

今も、お客さまに喜んでもらえる瞬間や、一緒に働く仲間が喜ぶ瞬間にとてもワクワクしています。

野口

「ニコニコ」と「ワクワク」なのですね!

中野

あと、価値観ではないのですが、この歳になって感じたことがあります。それは「体力」の大切さです。「心技体」という言葉を聞いたことがありますか?
心と技と体の全てバランスが整ったとき、最大限の力が発揮できるという教訓のことです。

中野

仕事をしていると、「体」の重要性を痛感しています。もちろんムキムキになれ、という訳ではないです。経営者をしていると、体力が重要になります。どれだけ「心」(気持ち)があっても体力がないと最後に踏ん張りきれないのです。私は学生時代のテニスの経験で培った体力がとても活きています。

野口

確かにどれだけ強い気持ちがあっても、それを形にできる体力があってこそ価値を作り上げるのですよね!
それでは最後に、学生の皆さんにエールとなるようなメッセージをいただけますでしょうか?

中野

とにかく一番は、熱中できるものをどんどんやり切っていってほしいです。何に対してでもいいのです。周りを気にしすぎなくて大丈夫です。

野口

先ほど話に出てきていた「やりたいこと」であり「やった方がいいこと」に出会うことができても、周りを気にして踏み出せないという人も多いような気がしています。

中野

「誰かに評価される」ということが癖になっているのだと思います。もちろん評価されることも大切です。しかしあまり人と比較しすぎないことが大事なのではないでしょうか。やりたいことを追求することには一定の孤独感がついてきます。それでもやり続けることで、周りの見方も変わっていくものなのだと思います。これをすることが正解というものがないからこそ、学生時代はにやりたいことに没頭する時間に費やしてほしいですね。

野口

「やりたいことに、とにかく没頭」高校生の背中を後押しするような言葉ですね。改めて本日は貴重なお話ありがとうございました!

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